イタリア紳士服の「ブリオーニ(BRIONI)」は9月25日、オードパルファムコレクション5作目となる“スアーブ”(60mL、1万5400円/100mL、2万2000円)を発売する。クラシックな建築とモダンなデザインが融合した自宅の中心にある静けさを体現した。直営店と一部小売店、百貨店、公式ECで取り扱う。また、18日から伊勢丹新宿店メンズ館で先行販売している。
デザイン・ディレクターのノルベルト・スタンフル(Norbert Stumpfl)は、「“スアーブ”は、心の豊かさと精神的な充足感をもたらす。心地良い静寂の中に精神の安らぎを見出し、地に足をつけて元気を取り戻すような、家庭的な温かさに満たされる香り」と表現する。技術的ノウハウと熟練の職人技、洗練さ、滑らかさ、香りの持続力を絶妙なバランスで組み合わせた。
香りは、ブランド初のシグネチャーフレグランスの調香を担い、4作を完成させたミシェル・アルメラック(Michel Almairac)と、彼の息子で調香師のロマン・アルメラック(Romain Almairac)、著名な調香師のジェローム・エピネット(Jerome Epinette)が協業した。エピネットによるソルティレザーアコードを出発点に、ロマン・アルメラックがメゾンの特徴であるエレガンスと洗練さを加え、マスターパフューマーのミシェル・アルメラックが全体の構成を整えて深みと魅力を与えた。
ファーストノートは、ピリッとしたタンジェリンの弾けるアロマが五感を目覚めさせる。そこにピンクペッパーとカルダモンが柔らかく繊細な温もりを吹き込む。ミドルノートは、大地を感じさせるベチバーの深いシンフォニーに、リッチで温かみのあるハンドクラフトレザーがエレガントに調和する。ラストノートは、柔らかなサンダルウッドとソルティアンバーが絡み合い、落ち着きと癒やしを与える。
真のスタイルやエレガンスの本質を表現したボトル
光を反射するようにカットしたガラスボトルはセピアラッカー仕上げで、温かみのある雰囲気を演出する。また、メゾンのシグネチャーであるフレグランスラインのすっきりとしたスクエアシルエットを再現し、真のスタイルやエレガンスの本質を表現。「ブリオーニ」のビスポークスーツの内側に縫い付けるラベルに着想を得たブラックサテンのラベルをあしらい、ゴールドのクロスステッチのモチーフで縁取った。再生ガラスを15%使用し、装飾には水性原料を使用。製造工程ではガラスの無駄を一切発生させず、使用後の水は完全に浄化する。外箱は、FSC認証を取得している。
サステナブルで責任ある高品質な原料を採用
“スアーブ”は、サステナブルな方法で調達したタンジェリンやピンクペッパー、カルダモンなどの天然由来原料と、再生可能な人口香料をブレンドしている。また、天然かつビーガンで、ビートルートや小麦などの農産物を原料としてフランス国内で製造したアルコールを使用。調合はパリで行い、コンセントレートはグラースで製造している。
「ブリオーニ」とは
「ブリオーニ」は、1945年にローマで誕生した紳士服ブランド。サルトリアのノウハウと卓越した素材、エフォートレスなモダンエレガンスを追求し、独自のビスポークサービスのほか、フォーマルウエアからレジャーウエアまで、メイド・イン・イタリーを象徴する高品質の既製服やレザーグッズ、シューズ、アクセサリー、フレグランスを提供する。フレグランスのクリエーションと世界での流通は、ラリックグループとライセンス契約を結んでいる。