ニューヨークを拠点とするセレクトショップのインターミックスが、ギャップと事業提携の話し合いをしている。「インターミックスのビジネスモデルと顧客サービスは、すばらしい。小売業界において、ラグジュアリー市場は大きな可能性を秘めている。話し合いの最中なので、これ以上コメントはできない」とギャップの広報。両者の事業提携がどのような形式になるか、また話し合いの期間に関しては、今の時点では明確ではない。業界関係者によると、両社とも、様々な可能性を模索しており、買収の可能性もあるという。
インターミックスは、「ステラ マッカートニー」「ラグ&ボーン」「ヴィンス」を含む220のブランドを扱っており、北米で33店舗を出店している。同社は、今年8月に事業拡大のための資金を集める目的で、ビジネスコンサルティング会社のセージ・グループを雇った。インターミックスは、国際的な販路を持つパートナーと提携し、事業拡大を図るのを目的としている。また、同社は、プライベートレーベルの展開も視野に入れており、そのサポートができるパートナーも探している。インターミックスとギャップが合意を結べば、ギャップの国際的な販路及びeコマースの販路、マーチャンダイジング及び小売りのノウハウは、インターミックスにとって有益なものとなる。