楽天は7月13日、バーチャル試着サービスを提供するフィッツミー(FITS.ME)の発行済み全株式を取得し、完全子会社化した。
フィッツミーの「バーチャル・フィッティング・ルーム」ではユーザーが自分の体形やサイズを入力し、商品を試着した際のイメージ画像を見たり、着せ替えたりすることができる。同社は主にアパレルの小売業者を対象にしており、トーマスピンクやQVC、プリティーグリーンなどがサービスを導入している。エストニアで創設したフィッツミーは現在ロンドンに本社を置き、ロンドン、ニューヨーク、エストニア国内の3拠点で開発やリサーチ、業務支援を行っている。
三木谷浩史・楽天会長兼社長は「フィッツミーはオンライン・ショッピングの楽しさと便利さを象徴するようなサービスを提供しており、成長を続ける楽天のECサービスをさらに補完する存在になると期待している」と語り、ジェームズ・ガンブレル=フィッツミー最高経営責任者は「楽天の『SHOPPING IS ENTERTAINMENT』というスローガンと、出店店舗を支援するミッションはまさにフィッツミーのビジョンに合致する」とコメントした。