ファッション

「サケハンドレッド」が新作「弐光」を発表 米ぬかの再利用で示す新たな日本酒造り

Clearの日本酒ブランド「サケハンドレッド(SAKE HUNDRED)」は9月24日、新商品「弐光(にこう)」(720mL、9900円)を発売する。ブランドサイトでの EC 販売が売り上げの 9 割を占めてきたが、今作は小売店限定の商品として打ち出し、小売店における高価格帯日本酒市場の活性化を狙う。

醸造パートナーである新潟県の白瀧酒造と共に「未体験の扉を開く、非日常への誘い」というコンセプトを掲げた同商品は、和梨のように爽やかでジューシーなアロマが特徴だ。一般的な日本酒造りの“三段仕込み”(米・麹・水を3段階に分けて投入する製法)からもう一度仕込みを行う“四段仕込み“を採用。4回目の仕込みで甘酸っぱい甘酒のようにした米ぬかと白麹を投入し、果実感とふくよかな味わいを生み出した。余韻にかけて米の旨味が広がり、ミネラル由来の苦味が全体を引き締め、心地よいバランスを味わえる。米ぬかは、同ブランドを代表する日本酒「百光」の原料精米時に排出されたものを原料の一部として再利用。同社ならびに白瀧酒造にとっても新しい取り組みとなった。

生駒龍史Clear代表取締役CEOは、「これまでEC販売が中心だったが、同商品をきっかけに、手薄だった小売店や飲食店にも高級日本酒市場を広げる」とコメントし、高級日本酒市場の開拓に意欲的な姿勢を示した。一方、「単に裾野を広げるだけでなく、お客様1人1人の人生を豊かにしたい」と続け、“心を満たし、人生を彩る”というブランドパーパスからぶれない、一貫したブランディングを目指す。

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