ファッション

東レが水着でも環境問題への取り組みを強化

 東レは、2016年シーズンの水着で植物由来のポリエステル繊維「エコディアPET」と、プール水中塩素への耐久性に優れた「ライクラファイバー」を組み合わせた「エコディアfor swim」を展開する。近年、「エシカル」や「サステイナビリティ」といったキーワードが取り上げられ、消費者の関心も高まっていることから、同社は環境配慮型素材・製品の事業拡大を目指す取り組みに力を入れる。

 同社の15年シーズンの水着販売実績は、前年並の807万枚。カテゴリー別にみると婦人遊泳水着は、海水浴離れや悪天候に影響されたものの、着用シーンの多様化により、前年並の132万枚に着地した。競泳水着は、市場が活性化したことから好調に推移し、前年実績を上回った230万枚となった。16年シーズンでは、婦人遊泳水着でファッション性を高め、洋服感覚で着られるように素材のバリエーションを拡充する。競泳水着では新素材の開発、アパレル企業との協業を進める。同社は16年シーズンで、前年比102%の827万枚を販売目標とする。

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