ドイツの化学・消費財メーカーのヘンケルの日本法人で、接着技術事業とビューティケア事業を展開するヘンケルジャパンは、8月1日付(予定)で、100 %子会社であるシュワルツコフ ヘンケルと合併することを発表した。今回の合併により、リテールとプロフェッショナルが一丸となり、業界内での存在感を高めていくことが狙いだ。
これまでヘンケルの日本におけるビューティケア事業は、「エッセンシティ」や「BCクア」「オージス」などサロン用製品を扱うヘンケルジャパンのシュワルツコフ プロフェッショナル事業部と、一般消費者用カラーリング剤などを扱うシュワルツコフ ヘンケルの2社に分けて展開してきた。合併によって、お互いの強みを共有できるようになったことで、新たな製品づくりに取り組んでいく。
「リテール部門とプロフェッショナル部門のそれぞれにおけるノウハウを共有することが可能となり、今後一層のシナジー強化を図る。現時点でまだ具体的なことは言えないが、多彩かつ革新的な製品をお客さまにお届けし、当社ブランドの一層の浸透と価値向上に取り組んでいきたい」と広報担当者は語る。