ファッション

ビル・カニンガムが死去 ストリートスナップの先駆者

 ファッション写真家のビル・カニンガム(Bill Cunningham)が6月25日に亡くなった。87歳だった。同氏は先週、脳卒中のため緊急入院していた。

 カニンガム氏は1929年、アメリカ・ボストン生まれ。ハーバード大学を中退後、米百貨店ボンウィット・テラーの広告部でキャリアをスタート。間もなく、自身のブランド「ウィリアム J.(WILLIAM J.)」を立ち上げ、帽子デザイナーとして活動したが、朝鮮戦争への徴兵を機に廃業した。その後、米「WWD」でファッションジャーナリストとしての活動を経て、「ニューヨーク・タイムズ」に所属。ストリートスナップ写真家の先駆者として知られる同氏は、セレブリティーやモデルだけでなく、一般の人々のファッションもとらえ、同紙にコラムを寄稿。トレードマークの青いジャケットを着て自転車に乗り、マンハッタンの5番街やショー会場などで撮影を行っていた。2011年には、ドキュメンタリー映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」が公開された。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。