レナウン 北畑稔・社長
あけましておめでとうございます。
こうして2013年を、皆さんと共に迎えられましたことを、心からお喜び申し上げます。
皆さんも新しい気持ちで、今日この場に、ご参集いただいていると思います。
新年とはいえ、当社はまだ期の途中です。
そこで、この時間をより有効に使わせていただくため、わたくしが一番皆さんと共有したかったことをお話しします。
それは、3月から始まる期の体制と、その考え方についてです。
昨年、何度か説明会を行い、再成長のための解決済みの課題、今後の課題、当社の存在理由『人々の豊かな心の実現』、といったお話をしました。われわれが目指している方向に、間違いはありません。
あとは実行だけです。そして、実行するための組織である、SBUへの移行を、3月に行います。
SBUとは、ストラテジック・ビジネス・ユニットの略で、戦略的な事業の単位を、組織化したものです。概略をお話しすると、ユニットは複数あり、それぞれが顧客と店頭を志向しています。ひとつのユニットには、いくつかのブランド別の企画、商品、店舗支援を包含します。ユニットの中で、つながりを持ち、組織力や機動力が強化されます。
役割と責任がより明確になり、収支や損益もユニットごとに出されます。そして、貢献度がきちんと評価され、強い目標意識を持って、PDCAサイクルをまわすことが可能になります。
コトやストーリーの、延長線上にある製品を提供することで、豊かな心を実現するのが、われわれのビジネスです。
そのために、マーケティングやMD改革といった、価値創造基盤の整備。実行力を再構築するための、PDCAの定着。人財化といった改革に取り組んでいます。
更に、これら改革の取り組みを活かしながら、当社にしかない経営資源を、強みとして活用し、他社にできないことに取り組みます。
SBUが、正しく運営されれば、必ず結果がでます。
成功するために、レナウングループにいる全員で協力して、実行する集団にします。自らの進路を切り開く力と、機会に恵まれた集団にします。皆さんの力を貸してください。
力を結集させましょう。お願いします。
最後に、今年一年が、皆さんやご家族にとって、すばらしい年でありますようお祈りして、年頭の挨拶とさせていただきます。