ユニリーバ(UNILEVER)傘下の大手サプリメントブランド「オリー(OLLY)」は、これまで培った知見を更年期分野に生かそうとしている。ほてりや膣の乾燥、気分の上下などの更年期症状に対処するため、神経伝達物質ギャバとハーブエキスブレンドのエストロG-100を配合したサプリメント“メロウ メノポーズ”(30錠、30ドル、約4200円)を発売した。ブランドの公式ECとアマゾンで販売する。
ハンネーケ・ウィレンボルグ(Hanneke Willenborg)最高経営責任者(CEO)は「『オリー』のサービスを提供しているミレニアル世代は年を重ねており、更年期前期を迎えている人もいる。われわれは更年期分野に進出する必要があった」と述べる。「オリー」の顧客の7割をミレニアル世代とX世代の消費者が、8割を女性が占めるという。「市販の更年期サプリメントのほとんどは、長期的な効果や6~12週間継続して摂取した場合の変化で評価する。しかし、更年期を迎える女性には毎日変化が起こる。“メロウ メノポーズ”は、特定の症状に効果があり、長期間の使用でさらなるメリットが得られることを実証するために設計した」と「オリー」のシーカ・スニグダ(Shikha Snigdha)科学担当副社長は話す。発売前に80人を対象に行った臨床試験では、“メロウ メノポーズ”を1日1回摂取すると、24〜36時間以内に症状が緩和し始めることが示されたという。
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