TSIホールディングスは15日、「プラネットブルー」のプラネットブルージャパンと「ウィ, アヤノ リュバン」の東京スタイル インプレスラインの2社を8月31日付で解散するほか、「レベッカミンコフ」「ボディ ドレッシング」など傘下の9ブランドも同日付で廃止すると発表した。解散する2社(2ブランド)、廃止する9ブランドの合計売上高は約100億円、店舗数は約260店(2015年2月期)。関連部門を含めて800人の従業員が在籍している。転籍などでグループ全体の再配置を図り、早期希望退職も募る。
廃止する傘下の9ブランドは、東京スタイルが運営する「ブラン ルビエ」「スタイル コム」「ブリジット」「セーヌ ドゥー」「スタイル ミー」と、サンエー・インターナショナルが運営する「ボディ ドレッシング」「レベッカミンコフ」と子ども服の「バービーキッズ」「ジル スチュアート ニューヨーク」。
東京スタイルとサンエー・インターナショナルの経営統合によって2011年6月に誕生したTSIホールディングスは、「聖域なき構造改革」を推し進め、61ブランドを3年間で42ブランドに減らしていた。15年2月期で統合来、初の営業黒字を達成したものの、収益改善には一層のリストラが必要と判断した。同社が先月発表した18年2月期を最終年度とする中期経営計画では、営業利益率7%、ROE(自己資本利益率)5%の達成を掲げている。