TSIホールディングスは14日、傘下の「フリーズショップ」「ザ・ファースト」「ナネット レポー」「ココフク」「ツール フェイス」「アリス ミュー」の6ブランドを今期(2015年2月末)をもって廃止すると発表した。6ブランドは合わせて97店舗を運営しており、売上高は約79億円(14年2月期)。近年は低迷が続き「抜本的な採算改善は困難」(同社)と判断した。ブランド廃止により来期は10億円の利益改善を見込む。
現在21店を運営する「フリーズショップ」は90年代前半にセレクトショップの先駆けとスタートして、長く婦人服市場をリードしてきた。運営するTSI傘下のFREE'S INTERNATIONAL(東京、廣瀬啓二・社長は)は、「フリーズマート」事業を同傘下のサンエー・ビーディーに移管し、FREE'S INTERNATIONALは来年5月末で解散する。「ザ・ファースト」を展開するフィット(大阪、鍛冶珠恵・社長)も来年2月末で解散する。