ファッション

「ポール・スミス」の真髄に浸る テーラリングの展覧会を5日間限定開催

ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、ブランドの根幹であるテーラリングに焦点を当てた展覧会“写真を囲むフレーム:ポール・スミス テーラリングの60年”を、東京・表参道ヒルズ地下3階のスペースオーで10月2日から6日まで開催している。入場は無料。

展示スペースは大きく5つに分かれており、メンズとウィメンズの過去から現在までのアイテムが並ぶ。時代に合わせて変化するシルエットと、不変を貫く遊び心や探究心が、普遍的なテーラリングだからこそ分かりやすく感じられるはずだ。

アイデア多彩なテーラリング

展示スペース“ルールを破る”では、直感を大事にするデザイナーのポール・スミスらしい5着のジャケットが並ぶ。色や素材など、一見すると異質な要素の掛け合わせを、同ブランドらしい軽やかなミックス感覚で、きれいなテーラリングに落とし込んでいる。無染色のリネンにブルーの動物モチーフを刺しゅうしたウィメンズのジャケットは、挑戦的なディテールとクラシックな構造を融合した、展覧会を象徴する一着だ。

ほかにもポール・スミスと父に関する書籍“Father + Son”や、デザイナー私物の双眼鏡の展示、テーラリングに関する映像を四方に投影する空間など、設立54年を迎えた同ブランドの世界観が体感できる。ポールは展覧会タイトルについて「スーツは着る人を際立たせたり、強く印象づけたりと、さまざまな演出を可能にする」とし、テーラリングを“写真を囲むフレーム”と表現したことからネーミングしたという。

会場にはショップも併設し、アイコニックなキノコ柄を裏地にプリントしたスーツ(13万2000円)や、ウィメンズ立ち上げ30周年を記念したフローラルプリントのシャツ(4万700円)、スカート(6万1600円)などを販売する。

■写真を囲むフレーム:ポール・スミス テーラリングの60年
期間:〜10月6日
時間:11:00〜20:00(19:30最終入場)
場所:表参道ヒルズ B3F スペースオー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
観覧料:無料

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