スタイルのトレンドは、ガーリーなムードや色柄、シルエットの台頭と、こちらの記事で解説するオーガンジーやハイゲージニットなどの透ける素材だ。ガーリーなスタイルも、ベビーピンクやアイスブルー、ライラックなどの優しい色に染めた透ける素材を多用し、甘さの中に清涼感をプラス。軽やかな素材を使った、ふんわりとしたミニ丈中心のスタイルは、酷暑対策にもなりそうだ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年10月7日号からの抜粋です)
「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」
セクシーなコーンブラで
親交深いマドンナに敬意
ショーの直前に現れたのは、マドンナ(Madonna)。ブランドがツアー衣装を手掛けたり、マドンナが広告に登場したりとデザイナーデュオとの関係性は深い。彼女にオマージュをささげたコレクションは、全ルックがコーンブラ。コルセットのように編み上げたドレス、コーンブラが胸元をあらわにしたジャケット、総メッシュでボディコンなポロドレスなど、セクシー全開。白黒に終始していた昨今は影を潜めていた花柄も登場し、女っぷりをアップする。
アクセサリー
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「フェンディ(FENDI)」
100周年を祝うコレクションで
久々のスマッシュヒット
来年は、創業100周年。最近は上質な素材感とクラフツマンシップの発信に傾倒しすぎておとなしいスタイルが増えていたが、元来の遊び心に通じるガーリーなムードで心躍らせつつラグジュアリーの矜持を見せつけた。淡い色彩のオーガンジーにはスパンコールやクリスタルの刺しゅうを加えてドレスやシャツ、スカートに仕上げ、タンクトップやブルマーと合わせてヘルシーにまとめた。定番バッグの“バゲット”はふっくらさせ、ドローコードで変形。
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