販売員出身で「誰でもハイクオリティーな写真が撮れる」をモットーに活動するヴィジュアル・アドバイザーの木村麗さんが、主にファッション&ビューティの販売員に「すぐに使える&誰でもできる」インスタグラム攻略法を伝授します。今月は「アクセサリーのきれいな撮り方」。服とはサイズ感の異なるアクセをいい感じに撮る方法とは?(この記事は「WWDJAPAN」2024年10月7日号からの抜粋です)
コツさえ掴めば難しくない「アクセサリー撮影」
皆さんこんにちは。今回は久しぶりに撮影方法についてです。過去に「シューズ」(vol.9、4月1日号)、ブツ撮り(vol.10、4月29日号)を取り上げていますが、今回は「アクセサリーの撮り方」です。なぜこのタイミングなのか?10月から年末にかけて、SNS上ではオケージョンアイテムに反応が得られやすくなるからです。クリスマスなどのギフトニーズや、多くの人と会う忘年会シーズンにより、アクセサリー需要が高まるのです。シーズン突入前に撮影のコツをマスターし、日々の投稿のクオリティーを上げていきましょう。
今回もコツさえつかめば、「誰でも・時短で・簡単に」撮影できる撮り方しか載せていません!!ちなみに今回掲載している画像は全てスマホで撮影したものですよ!とその前に、アクセサリー撮影で絶対に守ってほしいポイントが2つあります。①アクセサリーと背景になる棚や壁はきれいに拭きましょう ②静止画はポートレート、動画はシネマティックモードで撮影しましょう 上記2点を頭に入れたら、早速撮影テクニックの紹介です。
きゃしゃなアイテムの撮り方
【その1】段差をつけて撮る。
きゃしゃなネックレスのチェーン部分を、背景のテーブルにベタッとつけてしまうと、繊細さや質感が損なわれてしまいます。なので、本やアクリル板、石など少し段差をつけてチェーン部分の下に空間を作ると、きれいに撮影できます。また、ネックレスのチェーン部分を
【その2】木や枝に引っ掛けて撮る。
これは、店内の観葉植物の枝部分に引っ掛けて撮影しています。撮影の際は、木に負担をかけないよう気をつけましょう。1番簡単でスピーディーに撮れる方法ですが、木だけでなくお店の中で引っ掛けられる場所があればわりとどこでも撮影可能です。ポイントは背景に空間を作ること。小さめのアクセサリーでも質感までもしっかりと鮮明に写せます。
チープに見えない撮り方
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