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「シュウ ウエムラ」がデジタル依存症に関する啓発活動を開始 TikTokクリエイター・タレントの景井ひながメディア発表会に登壇

シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は日本デジタルウェルビーイング協会(JDWA)とパートナーシップを結び、「コネクテッド ノット アディクテッド / リアルにつながろう」キャンペーンをデジタルの日にちなみ10月7日に開始した。専門家と協力してワークショップを開催し、若者たちが人とのつながりを感じながら現実世界での可能性を存分に実現し、デジタルのメリットも最大限享受できる、健康的なバランスを見つけるサポートを提供する。

JDWAは、公認心理士や臨床心理士、社会福祉士として活動し、デジタル依存症や関連問題を中心にメンタルヘルスサポートに幅広い経験を持つ森山沙耶が2023年12月に設立した団体。乳幼児から大人まで全ての人が身体的・精神的・社会的に良好な状態を保ちながらデジタルを利用できることをサポートし、デジタルウェルビーイングという考え方や、ウェルビーイングを実現するためのデジタル利用のあり方を社会に浸透できるよう活動する。

スピードの速いデジタル社会でさまざまな社会問題が生じている中、「シュウ ウエムラ」はアジアの若者たちの心身の健康に影響を及ぼすデジタル依存症に着目した。デジタル依存症とは、デジタルの使用をコントロールできず、デジタルに多くの時間を費やすことにより社会生活や心身の健康に支障をきたしている状態。脳の発達を阻害し、記憶力や注意力の低下を招く恐れがあるほか、体のリズムが崩れ、睡眠障害や頭痛の原因になる。人とのつながりを害することもあるという。

「シュウ ウエムラ」は、「コネクテッド ノット アディクテッド / リアルにつながろう」というメッセージの下、オンラインとオフラインのより良いバランスを提唱する。同ブランドのウェブサイトにデジタル依存度がチェクできるコンテンツを用意したほか、デジタルデバイスの使用をコントロールする方法としては、スクリーンタイムで使用時間を制限することや、通知をオフにする、寝る前はSNSやゲームをしない、デジタルデトックスをするなどを訴求する。

TikTokクリエイター・タレントの景井ひな
がメディア発表会に登壇

同日に開催したメディア発表会には、TikTokクリエイター・タレントの景井ひなが登壇した。景井は仕事の関係上、食事中から入浴中まで、寝るとき以外はほぼ1日中デジタルデバイスを使用しているという。使用時間の長さからデジタル依存症を懸念したが、「プライベートではそんなにSNSに興味がなく、趣味は美術館やサウナへ行くこと。デジタルデバイスの使用時間はコントロールできている」とのことで、依存のリスクは低いという判断になった。「使用時間だけが依存症ではないと知ることができて良かった。ゲームが好きなので、プレイ時間をよりコントロールできるように気をつけたい」と景井。森山=JDWA代表理事は、「デジタル依存症の問題意識を持ちながらも、何もせずに過ごしている人が多い。『シュウ ウエムラ』のウェブサイトでは、デジタル依存のセルフチェックをできるので、生活を見直すきっかけにしてほしい」と話した。

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