ファッション・ウイーク期間中の人気記事の一つといえば、ストリートスナップです。パリやミラノのコレクション期間中は、さまざまなメディアで目にする機会も多いでしょう。「WWDJAPAN」独自のスナップは、ほかとは少し違うのをお気づきでしょうか。
ゲストで傾向を探るセレブスナップ
“独自”としたのは、最近は同じスナップ記事でもさまざまな種類があるからです。一つは、来場セレブリティーをフォトコールで捉えたゲストスナップ。華やかなゲストたちが、きらびやかな衣装をまとって登場します。近年では最もよく目にするスナップの一つです。実際の現場はブランドにもよりますが、フォトコール前は百戦錬磨のスナップフォトグラファーが集い、ガードも鉄壁です。慣れてくるとスナップ界のボス的存在が分かるので、その人の背中に張り付いてSNS用の素材を奪取することもあるのですが、基本的にセレブリティースナップはブランド支給の写真で記事化します。
ゲストの着こなしはもちろん、来場する顔ぶれで、ブランドがどのゾーンに発信したいのかを予想する楽しみもあります。中でも「ロエベ(LOEWE)」は独自路線をいくキャスティングで、1年前のウィメンズ・コレクションに来場した深津絵里さんは、業界内外で今もなお「ああいうのが見たいんだよ」と評判の、記憶に残るキャスティングでした。
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