ビューティ
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第105回

大手企業も参入 インナービューティ市場が活況の兆し

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大手企業も参入 インナービューティ市場が活況の兆し

「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。105回目は、ビューティ担当の牧田英子記者とインナービューティのトレンドに注目します。

ソーシャルエディター浅野:先日韓国に行ってきました。ビューティトレンドをリサーチしてきたのですが韓国ではインナービューティが盛り上がっています。元々ダイエットサプリなどは多い印象でしたが、ドイツ発のビタミンサプリ“飲むエルメス”こと「オーソモル(ORTHOMOL)」が韓国でブームになったあたりから、盛り上がりが増しています。「オーソモル」は液体と錠剤がセットになっているのが特徴ですが、韓国の大手ドラッグストア「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」では、同様の液体+錠剤のアイテムが急増しました。ビタミン系のものだけでなく、体力回復やストレスケア、睡眠ケアなどさまざまなバリエーションで販売されており、SNSでもメイクやスキンケアと並んで紹介されるくらい定番となっています。

日本のサプリやインナービューティは「健康食品」のイメージが強いのに対し、韓国は若い層に向けたキャッチーなパッケージや訴求、アイドルなどの広告起用で日本よりカジュアルな印象です。最近は女性特有の体の悩みをケアするものや、パウチに直接水分を入れてシェイクすればそのまま飲めるタイプのプロテインなども増えています。薬局の店員に聞いたところ、整形、美容医療のダウンタイム(術後の回復期間)向けのむくみケアサプリも人気なんだとか。

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