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特集 パリ・コレクション2025年春夏

明暗分かれた「シャネル」と「ドリス」 デザインチーム体制の2025年春夏パリコレ

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明暗分かれた「シャネル」と「ドリス」 デザインチーム体制の2025年春夏パリコレ

中国経済の低迷に伴ってラグジュアリー市場が過渡期の真っただ中にある中、業界ではデザイナーの新任や退任、つまりシャッフルが相次いでいる。「シャネル(CHANEL)」と「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、デザインチーム体制で初めてのプレタポルテコレクションに挑んだ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年10月14日号からの抜粋です)

デザインチーム体制の
「シャネル」と「ドリス」は明暗?

前デザイナーの退任により、「シャネル」と「ドリス ヴァン ノッテン」は今季、デザインチーム体制で臨み、明暗が分かれる形となった。

7月に発表した2024-25年秋冬オートクチュール・コレクションでは新しさを表現しきれなかったが、「シャネル」はうまくまとめ上げた。司令塔不在の中、多くの専門アトリエとの協業も円滑だったようだ。デザインチームは、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chasnel)が女性をさまざまな制約から解き放った歴史を「飛翔」と捉え、まるで鳥が大空に羽ばたくかのように軽やかなクリエイションを発表。アイコニックなツイードをオーガンジーのような素材と組み合わせたり、パステルカラーで彩ったり、カジュアルなデニムと合わせたり、文字通りフェザーで装飾したりで、退任したヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が追い続けたフレッシュな若さにもオマージュをささげた。デザインコードとアイコンが確立しているメゾンの強さを見せつけた。

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