ケリング(KERING)は、同社が今年日本で開始したアワードプログラム“ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン”の上位11社を発表した。同11社はメンターシップセッションや集中支援プログラムの参加後、11月8日に上位3社を決めるファイナルピッチに進む。上位3社にはファッションとビューティ分野のイノベーションリーダーとの交流を目的としたヨーロッパ研修の機会を始めとする特典が提供され、最優秀企業には、賞金1000万円が授与される。なお、ファイナルピッチはオンラインで視聴可能だ。
“ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン”はサステナブル・ファッションとビューティ業界において環境と社会にポジティブなインパクトをもたらすイノベーションを発掘することを目的として今年3月に日本で開始した。代替原材料・素材/製造工程(グループA)とリテール / 消費者エンゲージメント(グループB)というサブテーマごとに募集を募った本プログラムには120社を超えるスタートアップ企業および研究者からの応募が寄せられた。上位3社の発表は2025年3月に東京で行われる。
ファイナリスト
■グループA:代替原材料・素材 / 製造工程
アルガルバイオ:多種多様な藻類を保有しその実用化を一気通貫で手がける研究開発型バイオベンチャー
AMPHIBIO:アパレル産業に起因の環境問題解決のための材料ソリューションを開発
Synflux:人工知能や3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインを活用したスタートアップ
FiberCraze:岐阜大学の基礎研究から生まれた繊維・フィルム素材の多孔化技術を使った高機能性素材
ファーメンステーション:独自の発酵技術を有し未利用資源を機能性ある素材や製品にする事業
マイクロバイオファクトリー:バイオマス由来の原料を活用した微生物発酵での化学品生産に取り組む
■グループ B:リテール / 消費者エンゲージメント
ARCHIVESTOCK:ファッションアイテムを記録・保存・売買できるリセールプラットフォームを開発
comvey:EC事業者向けに繰り返し使える梱包「シェアバッグ」とその運用システムを開発・展開
STANDING OVATION:AIスタイリストが「持っている服」からコーデを提案するアプリなど
Spacewasp:様々な産業から排出される植物廃棄物から植物由来の内装空間を製造・販売
モーンガータ:大手化粧品企業16社と協業し化粧品の中身をアップサイクルするスタートアップ
ファイナリストピッチ概要
◾️“ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン”ファイナリストピッチ(オンライン配信・事前登録制)
日程:11月8日
時間:15:00〜17:00
場所:ケリング ジャパン本社
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