渋谷109は2日、初売りをスタートした。48ブランドが参加した限定福袋などを目当てに、全国からティーンの女子が長蛇の列を作った。一番先頭は、前日の午前10時から並んだという埼玉県在住の高校生(17)。「初売りに並ぶのは4回目だけど、泊りがけは今回が初めて。『エゴイスト』の限定福袋を買いたい」と語った。行列は半蔵門線渋谷駅と直結した地下通路を数百m以上続き、オープン直前には2000枚以上の整理券を配り終えた。オープン後も列は増え続けた。ティーンが多いこともあり、警備会社によると警備員100人以上が行列の整理にあたったという。
午前7時に館をオープンすると、ショップの前では各ブランドのカリスマ販売員たちがメガホンを持って「限定の福袋はこちらになりまーす!」と呼び込みを行ない、セールの雰囲気を盛り上げた。
オープン後の7時半ごろからは、正面入り口のイベントスペースで恒例行事化している物々交換会がスタート。青森県から来た19才の専門学校生は、「『ダイア』など3万円分の福袋を購入した。革ジャンなどのアウターよりも、近くで並んでいた子とワンピースと交換した。マルキューも大好きだし、安く手に入る初売りは1年で一番楽しみにしている行事の一つ」と語った。