古着を主軸としたイベント、セカンド ライフ マーケット(SECOND LIFE MARKETS)が英・東ロンドンのハックニーで10月20日に開催された。豪・シドニーでもシーズンごとに開催しているイベントだ。地元の古着屋のほか、インディペンデントなデザイナーによるポップアップやカフェ、古道具屋、タトゥースタジオなどが出店し、DJによる音楽も楽しめる。会場は、古着好きな若者たちを中心に賑わった。
来場者たちは、古着を使ったレイヤードで個性を表現していた。特にティアードやバルーン、アシンメトリーなどのシルエットに特徴があるスカートで下半身にポイントを持たせた装いは、ジェンダーを超えたトレンドだ。スカートの下に仕込む、パンツやカラータイツが、スタイルに奥行きを生む。
印象的だったのは、黒を基調としてレースや白いタイツを取り入れ、ゴスやパンクのムードをまとった人が多かったことだ。スモーキーなアイシャドウや下まぶたのアイラインで目元を強調するアイメイクも、併せて取り入れられていた。
一方で、カジュアル派に見られたのは、シンプルなトップスにトラックパンツやスエットパンツを合わせたリラクシーなスタイル。どちらも息の長いトレンドだが、裾をロングブーツにインするなどでフォームを変化させて、アップデートする人がいた。
PHOTOS:CHIHIRO FUKUNAGA