ファッション

ほぼ日がアパレルブランド「タオナス」をスタート 高品質な“ワケあり素材”を有効活用

ほぼ日(糸井重里社長)は、アパレルブランド「タオナス(TAONAUS)」をスタートした。10月24日11時に公式オンラインサイトで9種類のアイテムを発売する。1月9〜15日に新宿住友ビル 三角広場で開催する“生活たのしみ展”でも紹介する。

ブランドスタートのきっかけは、高品質でありながら、さまざまな理由で行き場を失っている生地を有効活用することが環境にも人にも良いのではないかと考え、“ワケあり素材”を探し始めたこと。“ワケあり”だからといって品質が劣るわけではなく、長く着たいと思える素材だけを選ぶという。

選んだ素材は3種類

2024-25年秋冬に採用した素材はハイゲ―ジコットンカシミヤ、ガーゼテレコ、ウールヘリンボーンの3つで、全9種類のアイテムをラインアップする。ハイゲージコットンカシミヤは80番手の細い綿糸とカシミヤをブレンドした糸で編んだ、高級感のあるなめらかでやわらかい素材。首元が特徴的なヘンリーネックとタートルネックを掛け合わせた“ヘンリータートルネック ロンT ”(1万4300円)、カシミヤを配合することで暖かくインナーとしても使える“タートルネック ロンT ”(9900円)、切り替えデザインがポイントの“ドッキング タートルネック ロンT” (9900円)などのカットソーに使用した。

ほか同素材で、ハイゲージコットンカシミヤを2枚重ねで使用した“リバーシブルキャミソールワンピース”(1万5400円)、あえてオーバーサイズで着るようにデザインした“3XL ロンT ”(1万3200円)、シンプルながらも少しデザインを効かせたショートカーディガン“ (1万6500円)、背中に縫い合わせたIラインがアクセントの“モックネックワンピース”(1万7600円)などを用意する。

ガーゼテレコは60番手の非常に細い糸を使用した、ガーゼのように柔らかく、通気性に優れた生地。ハイゲージコットンカシミヤと同じデザインの“ヘンリータートルネック ロンT ”(1万4300円)に加えて、透け感とテレコ編みのフィット感を生かした“ヘンリータートルネックワンピース” (1万9800円)に採用した。良質なウールを70%混紡した糸を使い、ウール本来のハリ感と光沢感が増すミルド加工を施したウールへリーンボーンからは、カジュアルにもフォーマルにも使える“タックワイドパンツ”(2万4200円)を製作した。

ブランド名の「タオナス」はエストニア語の「Taonaus.(彼女は正直)」という言葉が由来。キーワードである「正直」という言葉を調べ、日本の「たおやかさ」に似た響きを美しいと感じ、この名前に決めたという。

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