「ロンシャン(LONGCHAMP)」はこのほど、2025年春の新作コレクションを発表した。テーマは、“THINK PINK!”。ピンクをふんだんに取り入れ、光の都・パリで迎える春の喜びを表現する。
「ロンシャン」は近年、“現代のパリジェンヌ”を題材にコレクションを発表している。パリジェンヌといえば、トレンチコートやバギーパンツ、赤リップを身につけたパリ生まれの女性を思い浮かべるが、同ブランドが定義するのは、多様なバックグラウンドを持ちながら、パリで自分が心地良いスタイルに身を包み人生を謳歌する女性だ。
今季は、オードリー・ヘプバーン主演映画「パリの恋人」(1957)の登場人物マギー・プレスコットの「すてきな気持ちはピンクから」というセリフに着想した。クリエイティブ・ディレクターのソフィ・ドゥラフォンテーヌは「ピンクは自由な精神を表現する。『ロンシャン』は、前向きでエナジーが伝わるカラーが大好きだ」とコメントする。
キャンペーンムービーでは、さまざまな“現代のパリジェンヌ”が春を楽しむ、ファッショナブルで洗練されたスタイルを映し出す。シャツやニットを取り入れたカジュアルなコーデにも、スパンコールやベルベットなど素材感で遊んだパーティーコーデにも、ピンクが華やかな雰囲気を添える。手に持つのは、自分らしさを表現できるブラックとピンクの“ル ロゾ”。持つ人をハッピーにするバッグだ。
“ル ロゾ”は、フランス語で“葦”を意味する。編集者が愛用する“エディターズバッグ”として名をはせ、現在も丸みを帯びたフォームやバンブーのトグルなどアイコニックなデザインにファンが多い。新カラーのバレリーナやビートルート、ウォルナットが仲間入りし、今季の“幸せなピンクの世界観”を盛り上げる。
エコファーのバケットバッグは、日常使いはもちろん、パーティーでの活躍が期待できるアイテムだ。付属のショルダーストラップは取り外しができ、シーンに合った使い方が可能。レザーのブラックやペーパー、クレイなどの定番カラーは、どんなスタイルにも品よく合わせることができる。トレンドのアクセサライズで、自分らしさの表現も。
「ロンシャン」は1948年、ジャン・キャスグランがフランス パリで創業。世界初の高級革巻きパイプから始まり、トラベルバッグやパスポートケースなど革製品全般へと事業を拡大していった。現在も家族経営とサヴォアフェールの伝統を守っている。“ル ロゾ”のほかに、折り紙に着想した“ル プリアージュ®”をシグネチャーバッグとする。80カ国に300以上の直営店を有しており、日本では2019年にオープンした「ロンシャン ラ メゾン銀座」を含めて、44店舗(2024年7月時点)を構えている。