「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)」は9月11日、ニューヨークで開催する2016年春夏コレクションのランウエイショーに一般人を招待する。ニューヨーク市のマーケティングオフィス(NYCgo)と協業し、専用のウェブサイトも立ち上げる。
会場には1200人もの業界人ではない、"一般人"が参加できる。そのうち280席はニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)やパーソンズ・スクール、プラット・インスティチュートといったファッションの学校の学生とスタッフ、100席が会場の近くに住む住民のために確保してある。残りの820席は先着で入手することができる。9月1日の10時(現地時間)に「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」やNYCgo、アメリカファッション協議会(CFDA)、PRエージェンシーのKCDのソーシャルメディア上で取り扱うウェブサイトを発表する。チケットを入手した一般人は関係者とは別の入り口から入場する。ショーは18:30開演を予定し、会場の詳細はまだ発表されていない。
フィリップ・フォルトゥナート=ジバンシィCEOは、一般公開することは前からにおわせていたという。6月にパリで開催したメンズのショーの会場は公園の隣で、多くの一般人が観に集まった。「一般の人がどのように反応するか見たかった。リハーサルのようなショーだった」と語った。
一方、クリエイティブ・ディレクターのリカルド・ティッシはアメリカに多くの影響を受けると話した。「私はアメリカにたくさんのエネルギーをもらっており、大きなインスピレーション源になっている」とコメントした。また、開催日の9月11日については、「アメリカ国民にとってはとてもセンシティブになる日だと思う。そのため、ショーは家族や愛情を祝福するものにする」と語った。