繊維商社ヤギが「ユナ・イト」プロジェクトのサイトを公開　環境配慮型素材ブランドをリブランディング

繊維商社のヤギは、環境配慮型素材ブランドをリブランディングし、「ユナ・イト（UNITO）」プロジェクトを始動。11月20日、公式サイトをローンチした。

同社はこれまでも、オーガニックコットンブランド「ユナ・イト オーガニック（UNITO ORGANIC）」や東レのリサイクル繊維“アンドプラス（＆＋）”と掛け合わせて作る「ユナ・イト プラス（UNITO PLUS）」など、 “UNITO”と名の付くブランドを擁していた。一方、再生ポリエステル糸・再生ナイロン糸の素材ブランド「ナチュリール（NATUREEL）」など、環境配慮型素材でありながら“UNITO”と付かないブランドもあった。商標を統一することにより、ブランドとしての立ち位置を明確にし、国境を超えた認知拡大を図る。

「ユナ・イト オーガニック」や「ユナ・イト プラス」ほか、北陸の技術力で実現するリサイクルナイロン「ユナ・イト ナイロン（UNITO NYLON）」やリサイクルポリエステル「ユナ・イト ポリエステル（UNITO POLYESTER）」、リサイクル100％の素材を追求する「ユナ・イト リサイクル 100（UNITO RECYCLE 100）」をそろえる。なお、2025年3月中旬には、「ユナ・イト」シリーズが一堂に集う展示会を開催する予定だ。

ヤギは、日本最大級のオーガニックコットン糸のサプライヤーとして名高く、その規模は年間1000t以上、衣服換算で数百万着に達する。23年9月、トレーサビリティーシステム「コットン アイディー（COTTON ID）」を開発し、綿農場から糸が完成するまで一貫した追跡を可能にした。