2025年春夏全体のベースとなるのは、シアー素材や肌見せ、淡い色合いなどで表現する「軽やかさ」。スタイルでは、クワイエット・ラグジュアリーの勢いが落ち着き、装飾を取り入れたロマンチックやフェミニンなムードが広がった。まずは7つのキーワードから、シーズンの要点を掘り下げる。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月11日号からの抜粋です)
KEYWORD 01
透け感が生み出す涼しげな軽やかさ
オーガンジーやレースなど透け感のある素材を生かした軽やかなスタイル提案は数年継続しているが、今季はさらに拡大。トップスやドレスからアウター、テーラリング、ボトムスにいたるまで、多様なデザインが見られた。中心となるのは、インナーにブラトップやショーツを合わせたレイヤードや、シアー素材同士を重ねて作るスタイル。「ロエベ(LOEWE)」のフープドレスのように、風にヒラヒラ揺れる裾も軽やかな印象につながる。特に猛暑が長く続く日本では、見た目と着心地の両軸で、いかに涼しさと軽やかさを表現するかがますます重要になるだろう。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。