「コンプレックスコン香港 2025」が2025年3月21〜23日に開催される。ストリートカルチャーとポップカルチャーを祝う祭典「コンプレックスコン(ComplexCon)」の香港での開催は、24年3月に続いて2回目。今回は、現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)がグローバル・アーティスティック・ディレクターを務める。
「3025」の理由
「コンプレックスコン 2025」のアイコンには、「3025」の数字が採用された。この数字は、アーシャムの代表作「Future Relic」の美学を継承しつつ、1000年後の未来を想像させる、遊び心に満ちたアプローチ。未来を見据えたアイコンとして、時間や国境を超え、世界中の人々を結びつける文化的共鳴を象徴する。
「コンプレックスコン 2025」への参加について、アーシャムは「私が長年インスピレーションを受けてきたコミュニティーへの恩返しであり、クリエイター、イノベーター、そして世界中のファンが集う場を作ることに情熱を注ぐ。この特別なイベントの規模をさらに拡大し、訪れるすべての人々にとって忘れられない瞬間となることを約束する」とコメントする。
出展ブランドやイベントの詳細は11月下旬から随時発表予定。さまざまな特典が付いたVIPチケットは11月22日に発売される。
24年には、Verdyがアーティスティック・ディレクターを務め、「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」や「マクドナルド」とのコラボレーションを展開。また、藤原ヒロシが「フラグメントユニバーシティ(FRAGMENT UNIVERSITY)」の特別授業を開講し、“非言語マーケティング”をテーマに語るなど、多彩なプログラムが展開された。さらに村上隆とBLACKPINKのコラボレートブースには村上本人がサプライズ登場するなど、多くの話題を提供し、大いに盛り上がった。
なお、アーシャムがグローバル・アーティスティック・ディレクターを務める「コンプレックスコン 2025」は、10月25・26日に米ラスベガスでも開催予定。ラスベガスでは今年11月16・17日にトラヴィス・スコットをアーティスティック・ディレクターに迎えて、初開催したばかりだ。