ファッション

息ぴったりの2人、ゼロベースワンのギュビンとゴヌクが語る、ミニアルバム「シネマ・パラダイス」への情熱とファンへの想い

オーディション番組、「ボーイ プラネット(BOY PLANET)」から誕生した韓国や中国、カナダなどグローバルなメンバーで構成された9人組ボーイズグループ、ゼロベースワン(ZEROBASEONE)。世界を舞台に活躍するグループの中でも実の兄弟のように似ているようで違う2人、ギュビンとゴヌク。彼らの目標は1つだ。ミニ4thアルバム「シネマ・パラダイス(CinemA ParadisE)』でゼロベースワンの新しいチャプターを一緒に描いていく2人の抱負、そして情熱を聞いた。

韓国版WWD(以下、WWD):ユニット・グラビアは初めてですが、今日の撮影はいかがでしたか?

ゴヌク:僕たち2人ともファッションにとても興味があるので、いつか一緒に撮影をしてみたいと思っていたのですが、このような良い機会を与えてくれて本当に嬉しいですし、次にまたこのような機会があれば、今日よりももっと頑張りたいです。

ギュビン:9人のメンバーと全員で撮影した時とはまた違った感じでした。写真もとても気に入りましたし、ゴヌクとファンの皆さんにきれいな姿をお見せすることができそうで、カムバックを控えて個人的にとても気分がいいです。

WWD:今日の写真撮影のコンセプトは似ているようで違う兄弟でしたが、2人には実際の兄弟のような雰囲気がありますね

ゴヌク:不思議なことに、周りのスタッフさんが僕たちの身長が似ているせいか、ギュビンと僕を間違えることが多いんです。 今までなんでなんだろうと思っていましたが、今日の撮影を見て、その理由が分かったような気がします。

ギュビン:考えてみたら私やゴヌクは外見も似ていますが、性格も似ているところがあるようです。インタビューの時にゴヌクと同じ言葉を同時に話すことがよくあるんです。

WWD:さっきのビデオインタビューの際も、質問に答えるのではなく、2人で会話をするようになりましたね。そんな様子を見て、2人の相性がいいなと感じました

ゴヌク:たぶん、笑いのツボが似ているからだと思います。他のメンバーとも仲がいいんですけど、ギュビンとは普段から会話が弾むんです。

ギュビン:そうですね、服、買い物、サッカー、自転車まで趣味や関心が似ています。今日2人だけで撮影して、他のメンバーが嫉妬しちゃうかもしれませんね。

ゴヌク:全然しなさそうですけど(笑)

WWD:ニューアルバムのポスターが公開されましたが、カムバックステージを控えた感想は?

ゴヌク:ドキドキしながらも、ファンの皆さんの反応が楽しみです。

ギュビン:以前より実力が上がったと言われたいので、一生懸命準備しています。

WWD:「シネマ・パラダイス」はどんなコンセプトのアルバムですか?

ギュビン:アルバムを聴くとき、トラックごとに違う感情を感じてほしいという願いを込めたアルバムです。

ゴヌク: ロマンチックコメディーからアクション、青春まで。トラックごとに雰囲気がどんどん変わっていくので、一味違う楽しさを感じていただけると思います。

WWD:今回のアルバム活動を通じて、それぞれが見せたい新しい姿は何ですか?

ゴヌク:個人的にはもう少し熟練した姿をお見せしたいですね。今まではすごく速いテンポの曲を消化して、休む間もなく動くパフォーマンスをしていましたが、今回はステージで少し余裕を持ってビートを感じ、メンバー同士でコミュニケーションする姿をお見せしたいです。 ゼロベースワンがステージ上でどれだけ遊べるかのか、楽しめるのかをお見せするのが目標です。

ギュビン:幸いなことに最近、海外公演に行くことが増えて、メンバーと一緒にモニタリングをするのですが、僕ら自身も以前より息が合ってきたのを感じています。 実力が向上するのは当然ですが、今度はファンの皆さんにステージの支配力という部分でもアピールしたいですね。

WWD:ニューアルバムのタイトル通り、2人で映画を撮るとしたら、どんなストーリーの作品を作ってみたいですか?

ゴヌク:うーん…僕はネットフリックスの映画「20世紀のキミ」みたいな作品ですね

ギュビン:僕はウェブドラマですが「恋愛プレイリスト」!

WWD: 意外と穏やかなコンテンツですね。 私はフィルム・ノワールのようなストーリーを想像していたので(笑)。ところで、もうすぐソウルを皮切りに、シンガポール、バンコク、横浜、愛知まで計8都市を訪れ、初のワールドツアーでグローバルファンに会いますが、準備は順調ですか?

ゴヌク:はい、本当に頑張っています。海外ツアーは初めてなので、僕もメンバーもやる気に燃えています。質の高いステージをお見せしたいので、演出からセットリストまで、僕らも積極的に意見をたくさん出しています。

ギュビン:新しい姿をお見せしたいので、今までやらなかった曲もやってみたり、既存の曲の構成を変えたり、振り付けを新しくしたり、いろいろチャレンジしています。

WWD:どうしても海外のファンはなかなか会える機会がないので、現場で感じる熱量も格別だと思います

ゴヌク:そうですね。先日、LAでも感じたのですが、言語が違うのに、私たちだけの応援方法を全部覚えてくれて元気をもらえました。とてもありがたくて涙が出ました。もっと頑張ろうという気持ちも芽生えました。

ギュビン:いつも遠くから応援を送ってくださって、サポートをしてくださるのが簡単なことではないことをよく知っているので、感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちもあります。海外だけでなく、国内でも音楽放送をするたびに、いつも夜明けから僕たちより早く出てきて待ってくださるファンが多いんです。 そのたびに、もっと頑張らなければならないというモチベーションを得られ、自分自身を引き締めることができます。

WWD:今回のワールドツアーで個人的に一番楽しみにしている都市はどこですか?

ゴヌク:すでに行ったことがあるところもあるし、海外ツアーを通じて初めて行く都市もありますが、本当にすべての都市が特別で楽しみです。 それよりも、8つの都市ごとにすべてのステージができるだけばらつきがないように、コンディションをうまく調整して完璧なパフォーマンスですべてのファンを満足させてあげたいですね。

WWD:インタビューの間中、2人とも話す姿から真面目な普段の性格が垣間見えますね。毅然としているというか....。最近デビュー1周年を迎えましたが、メンバーとはどのように記念日を過ごしましたか?

ゴヌク:僕たちをデビューさせてくれたのはファンの皆さんなので、一緒に記念日を過ごしたいと思い、ライブ放送をしました。トルチャンチ(韓国で赤ちゃんの満1歳の誕生日をお祝いするお祝いの事)だから「ロックフェスティバル」と(笑)(トルチャンチの発音のトルには石という意味もある為)。

ギュビン: 1周年の頃、僕らが日本でスケジュールを組んだときに、みんなで会食をしたんですけど、すき焼きを本当に無我夢中で食べました(笑) 器で塔を作るくらい!

WWD:デビュー以来、息もつかせぬほど走り続けてきましたが、その中でも最も記憶に残るゼロベースワンのハイライトだった瞬間を挙げるとしたら?

ギュビン&ゴヌク:(同時に)今回のカムバックです!

ゴヌク:9人のメンバー全員が一チームで一心同体で動いていますが、アルバムの準備をしていると、たまに意見が分かれることがあるじゃないですか? でも今回はそんなことが全くなく、全メンバーの意思が満場一致で一つになったので、今回のステージはおそらく今まで見せたどのステージよりも輝くと思いますし、私たちもまたどんな感情を感じるのかが楽しみです。

WWD:初めてアイドルを夢見た瞬間を覚えていますか? その頃の自分に一番伝えたいことがあれば教えてください。

ゴヌク:「自分をもっと愛しましょう、ゴヌク君」。最近、愛を受ければ受けるほど、その愛を全部入れられるくらい自分の器が大きくならなければならないと思うんです。 そのためには、まず自分自身を愛せるようにならなければならないと思います。 自分の中心をもっとしっかり固めることで、たくさんいただいた愛をもっと多くの人に分け与えられるようになるはずですから。

ギュビン: 「小さな枠にとらわれずに、高い夢を見よう」。言ったとおりに、思ったとおりになるという歌の歌詞もありますよね。 練習生時代から自分自身に疑問符が多かったんです。「 果たしてデビューできるのか」というのが自分自身に投げかけた最初の疑問符でした。今思えば、その疑問符を消すのは自分の努力次第だったんですね。だから、小さな枠に閉じ込められて悩んでいる時間に、それを実現できる方法を一生懸命探してからやるんだ!と言ってあげたいです。

WWD:歌って踊るのがどうして好きなんですか?

ゴヌク:練習生時代に新人開発チームのチームリーダーが言ってくれた言葉が印象的で、「舞台も中毒になる」という言葉でした。 舞台も中毒だから、舞台に立ちたいなら精進しないといけないんじゃないか、だから頑張れよという意味でのアドバイスだったんですけど、最近、その言葉が身にしみるんです。 疲れているときは3日だけ休みたいと思っていても、いざ宿舎で休む時間ができると、早くスケジュールをこなしたいという気持ちしか浮かばないんです。 何とも言えないくらい強い中毒性があるんです。

ギュビン:僕は実は幼い頃から、これほど自分の適性に合った仕事はないと思いました。ある意味盲目的なんですけど、歌とダンスほど執着して愛を注いだものはないと思います。メンバーと一緒に一緒にいることで得られるエネルギーも好きですし幸せです。

WWD:華やかな反面、過酷な試練もあるのが舞台ですよね。 チーム活動はそんな時にお互いに頼り合えるからいいんだと思います。9人のメンバーがこれだけ結束力のあるチームワークを維持できる秘訣は何ですか?

ゴヌク:僕らのチームは恵まれていて、本当にトラブルがないんです。 僕も宿舎に入る前は、男9人が同じ空間に住んでいて、ずっとくっついているのは大変なんじゃないかと思っていたんですけど、お互いに思いやりがあって、会話が多いから平和にやっていけるんだと思います。

ギュビン:本当にみんな優しくていい人たちばかりで、スケジュールが大変な時でもメンバーと一緒に話したり笑ったりすると元気が出るし、昔から知っている地元の友達のような感じです。

WWD:メンバー同士がお互いに言った言葉の中で、一番印象に残っている言葉があれば教えてください。

ギュビン:ゴヌクが僕に言った言葉で、「一切唯心造」です。すべてのことは考え次第という意味の漢字の言葉です。

ゴヌク:(笑)僕はそのことでギュビンと喧嘩したんです。

WWD: どうして?

ギュビン:海外スケジュールの時、私が体調を崩したことがあったんです。 その時、ゴヌクがそっと近づいてきて、「ギュビン、起きろ。 一切唯心造だ」と言ったんです。 もちろん、いい意味で言ったのは分かっているのですが、その瞬間、とても悔しくて怒りました。 でも、本当に面白いのは、それが効いたのか、すぐに体調が良くなったんです。それ以来、体調が悪い時にその言葉を思い出すと、克服できるようになったんです。

WWD:話を聞けば聞くほど、2人は本当に実の兄弟のようでいいですね。 最後にこれから活動していく上で大切にしていきたいことは何ですか?

ゴヌク:デビュー当時から今までずっと心に決めていることですが、絶対に初心を失わないことです。根の深い木はどんなに強い台風が吹いても抜けないと信じています。

ギュビン:最善を尽くそう。本当に最善を尽くしたかどうかは、自分自身に聞けば答えが出ます。 後悔が残ったら最善を尽くしたわけではないと思います。気楽になった瞬間を警戒し、自分自身を奮い立たせ続けなければと思います。

EDITOR:RUBY KIM
PHOTO:KYUNGYOON RYU
HAIR:HAJUN JANG
MAKE-UP:JEONGHWAN PARK
STYLIST:HANWOOK LEE

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