ファッション

メルカリが新作ゼロのファッションフェスを原宿で開催 アダストリアやオンワード、ゴールドウインら11社が参加

メルカリ(MERCARI)は、11月22〜24日の3日間、「メルカリ グリーンフライデープロジェクト2024 ~新作ゼロのファッションフェス~」を東急プラザ原宿「ハラカド」4階「ハラッパ」で開催する。「メルカリ グリーンフライデープロジェクト」は今回で5回目。11社のアパレル関連企業がパートナーとして参画し、昨年を超える規模での実施となる。

大規模セールが行われる「ブラックフライデー」(11月第4金曜日)へのアンチテーゼとして、欧州を中心にモノを大切に長く使うなど、地球環境に優しい持続可能な消費を啓発する「グリーンフライデー」に合わせたプロジェクトで、衣類のリユースやリペア、リメイクといった方法で持続可能な消費を広げることを目的とする。

「“捨てるをへらす”がコンセプト」とメルカリの河野秀治執行役員 SVP of Management Strategy。「不用品を持ち寄っての交換や、リペアやリメイクなどを通して、さまざまなファッションの楽しみ方を体験してもらえる機会にしたい」と語り、企業同士の連携の大切さも訴えた。

今年もファッションショーを開催

初日の22日には、昨年に引き続き、リユースアイテムのみを使用した「新作ゼロのサステナブルファッションショー」を開催した。一般公募の来場者や、パートナー企業のスタッフ、インフルエンサーがモデルとして登場し、スタイリストのRIKU OSHIMAがコーディネートを担当。衣装は、アダストリアの「ハレ(HARE)」のサンプルなどをリメイクするプロジェクト「アールイー(re:)」のほか、ゴールドウイン「ザ・ノース・フェイス」のユーズドアイテム、オンワード樫山の「アップサイクル・アクション」プロジェクト、ティンパンアレイ「ラグタグ(RAGTAG)」、ベイクルーズ(BAYCREW'S)のスタッフの私物を扱うリユースショップ「サーキュラブル サプライ(CIRCULABLE SUPPLY)」などからのセレクトアイテムに、モデル本人の“自宅に眠っていた”私物などを組み合わせた。

このほか、不要な衣類を持参することで、他のリユース品や回収衣類と交換できる物々交換ブースを設置するほか、持ち寄った衣類でオリジナルチャームやキッズ向け服を制作するワークショップ開催や、自身の衣類に刺しゅうを施す体験やデニムリペアの実演、ゴールドウイン「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と「サイクラス(CYKLUS)」によるリペアブースを設置する。

メルカリは、今回のフェスの開催に際してイオングループのリフォームスタジオと連携し、全国に388店舗を展開する「マジックミシン」で不要になった衣類の回収を期間限定で実施。まだ着用可能なアイテムについては物々交換ブースで活用したり、そうでないものはワークショップなどで使用したりする。

また、会場では、ファッションショーで使用した衣装を展示し、関連アイテムの購入情報をQRコードで提供。ランウエイもフォトスポットとして一般開放し、サステナブルな世界観の中で記念写真を撮影する機会を提供する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。