ビジネス
特集 信頼を勝ち取る27メディアのナンバーワン! 第6回 / 全7回

盛り上がる自主出版 熱狂を生む「文学フリマ」「コミティア」「TABF」に迫る

有料会員限定記事

自主出版本のムーブメントが熱い。文学作品の展示即売会「文学フリマ」は年々規模を拡大し続け、今年は東京ビッグサイトでの初開催に臨む。オリジナル漫画の即売会「コミティア」は過去最高の約6900組が出展し、アジア最大のアートブックフェア「東京アートブックフェア」は有料でありながら2万人以上の来場を記録するなど、市民の紙メディアへの創作意欲と購買意欲は衰えを知らない。この熱狂はどこから生まれているのか?人と人の触れ合いが制限されたコロナ禍を経たことで、再び盛り上がる自主出版本やZINE(ジン)の現在地を、フェアの主催者や作り手、売り手から探る。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月25日号からの抜粋です)

文学フリマ

文学フリマ

ビッグサイトへ規模拡大
「文学」が集まる即売会

「文学フリマ」は、出店者が「〈文学〉と信じるもの」を自らの手で販売する文学作品の展示即売会。小説や物語、詩歌、ノンフィクションなどを幅広く扱う。2002年の初開催以降、来場者数を順調に伸ばし、5月に開催した東京会場では出店者と来場者が合計1万2000人に達した。12月には会場を東京流通センターから東京ビッグサイトへと拡大する。望月倫彦・文学フリマ事務局代表理事は、「活字離れといわれて半世紀以上たつが、SNSやブログの普及により、自分の書いた文章を世間に発表する人の数は現代が一番多い。良き書き手は、良き読み手でもある。『文学フリマ』では、創作者や出店者の数が先に増え、続いて来場者が増える流れがある」と話す。

この続きを読むには…
残り1631⽂字, 画像7枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

ビジネスの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。