アジア初の「ジェミオ」の表参道ブティックの外観
フランス発ジュエリー「ジェミオ(GEMMYO)」は11月23日、アジア初のショールーム兼ブティックを東京・表参道にオープンした。同ブランドは、ポーリーヌ・レニョーが2011年に創業。ブライダル中心にメード・イン・フランスのジュエリーを適正価格で提供している。93平方メートルの店舗では、人気の“エンタイユ”コレクションなどの販売を始め、パーソナライズジュエリーのオーダーを受け付ける。エンゲージメントリングの種類も豊富で、予算に合わせて枠をはじめ、ダイヤモンドやサファイア、ルビーなど10種類以上からセンターストーンを選べるようになっている。ジュエリーの価格帯は10万〜250万円。
フランスと和の要素を融合した温かみのある店内
木を多用した温かみのある店内
フランスと日本の要素を融合した空間
庭を見ながらゆったりとジュエリーが選べる
自然と融合した落ち着きのある店内
ブティックは、建築家の佐野文彦がデザイン。庭に面した店内は、フランス特有のシェブロン風フロアや日本特有の西陣織、唐紙、障子風のディテールを施した温かみのある空間に仕上がっている。オープニングイベントのため来日したレニョー創業者は、「フランスと日本の要素を融合した空間にした。自然の要素を取り入れた空間でゆったりとジュエリーを選んでほしい」とコメント。
仕入れから小売りまで一貫して行うことで適正価格を実現
左から、ポーリーン・レニョー=ジェミオ創業者と夫のシャリフ・デブス
“レフコス”シリーズ。左から、リング(ダイヤモンド、PG)97万6000円、リング(チョコレートダイヤモンド、PG)123万9000円、リング(チョコレートダイヤモンド、PG)56万8000円
“エバーブルーム“リング(グリーンサファイア、PG)56万2000円
“エンタイユ“シリーズ。上から、Mリング(WG)18万4000円、Lリング(PG)23万1000円、Sリング(PG)14万円
レニョーが同ブランドを創業したのは、彼女自身がパリのジュエラーを回り婚約指輪を探したときに感じた選択肢の少なさ、そして価格やサービスに対する違和感からだ。品質の良いジュエリーをスマートに届けたいと、仕入れから小売りまで自社で一貫して行い、ECを駆使して受注生産で商品を提供することで適正価格を実現している。また、温かみのある接客も重要なポイントで、現在では、フランス国内に6店舗、ブリュッセルとジュネーブに1店舗を構えている。日本では、ホテル「オークラ東京」で週末にアポイントメント制でショールームイベントを行ってきた。春の来日時にレニョー創業者は、年末までに出店すると述べており、それが実現した。同創業者は、「デリケートでさりげないデザインと品質を大切にする日本人女性に、『ジェミオ』を気に入ってもらえるとうれしい」と述べている。