オンワード樫山は28日、婦人服ブランド「23区」で女性アスリートを起用した新キャンペーンのファッションショーを東京・原宿で開いた。柔道家の角田夏実さん、元バレーボール選手の古賀紗理那さん、元新体操選手の畠山愛理さん、元スピードスケート選手の高木菜那さんの4人がモデルとしてランウェイを歩いた。
「23区」の冬の定番商品である“シレータフタダウン”と“カシミヤニットブレンドニット”の2つを軸にコーディネートして紹介した。着ぶくれやマンネリ化に陥りがちな冬の通勤服を、美しいシルエットと軽やかなカラーリングで遊び心のある「遊勤(ゆうきん)コーデ」として提案する。
鮮やかな青いニットを着た高木さんは「(スピードスケートの選手は)競技の特性上、お尻が大きく見えがちだけど、このニットは美しいシルエットに見せてくれる」と話した。ダウンブルゾンを着た畠山さんは「子育て中なので動きやすいところが気に入っています。それにかわいい」とコメントした。
アスリートの起用は単に活躍する女性の代表という理由だけでなく、高身長や筋肉質などさまざまな体形の女性から共感を集める狙いもある。「23区」を担当する佐野康博部長は「Sサイズで4種類、レギュラーサイズで4種類、Lサイズで4種類の計12種類のサイズを用意するブランドはあまりない。多くの女性に遊勤コーデを楽しんでほしい」と話す。
4人を起用したビジュアルは11月25日から12月1日までJR新宿駅構内の中央通路の複数の場所に大きく掲示される。