メンズライクなジャケットにフェミニンなドレスを合わせた。肉厚なウールコートもメンズウエアを意識したもので「メンズアイテムを小さめに作ったイメージ。ガールズ系のテイストでも着こなせるサイズ感にしている」とデザイナーの鈴木優美。毛芯を入れたジャケットは、国内の有力工場で製作したもの。デザイナー自ら工場へ足を運び、重衣料からブロードシャツなどの中軽衣料においても完成度にこだわったという。レザーのライダースジャケットに加え、ウール素材のライダースも製作し、起毛した表面感は独特の雰囲気だ。テーマは「シャドウ」。1つのアイテムでさまざまな着こなしが可能なことをテーマに重ねている。チェックとヘリンボーン柄をミックスしたオリジナル素材のニットアウターも特徴的。ブランド展開から6シーズン目を迎え、ボタンをネクタイ生地で包むといった細かいディテールも積極的に採用している。