ユーグレナの「ワン(ONE)」は、新ライン“ワン プレシャス”を立ち上げ、“ローション”(120mL、8990円)と“クリーム”【医薬部外品】(80g、1万990円)を10月28日に発売した。公式通販サイトと楽天市場で販売している。
ユーグレナは2005年に創業し、藻類の一種で微細藻類のユーグレナ(和名:ミドリムシ)を主原料としたサプリメントや食品、化粧品などを扱うヘルスケア事業を主軸としている。
17年に誕生したスキンケアブランド「ワン」はオールインワンのスキンケアを中心に展開してきた。その中で顕在化してきた「顔全体の萎み印象」という50代以上の顧客の悩みにアプローチすべく、新ラインを立ち上げた。「艶やかで生き生きとした印象にしたい」「シンプルケアで効果を感じる商品が欲しい」という顧客の声を受け、2ステップのシンプルケアでフルライン級の効果をかなえる商品を開発した。
“ワン プレシャス”は、年齢を重ねた肌の複合的な悩みに対応するため、真皮層からのアプローチや角層のケアに着目。ふとした瞬間に感じるしぼみ感を“全方位ふっくら”に変えることを目指し、ふっくら、ハリ、艶へと導く処方とした。
薬用有効成分ナイアシンアミドがシミとそばかすを防ぎ、真皮層までアプローチしてシワを改善する。肌を滑らかに保つ“ユーグレナ発酵オイル”と弾むようなハリを与える“バルーンヒアルロン酸”を独自開発の“セラミドナノカプセル”で肌の奥まで届け、ハリのある艶やかな肌に導く。保湿成分“発酵ミルクホエイ”が古いくすんだ角質を柔らかにほぐし、明るく透明感のある肌印象に整えながら、薬用有効成分の浸透をサポートする。
“ローション”は、濃密ミルクエマルジョン製法で濃縮感のあるまろやかでリッチなとろみに仕上げた。使うほどに肌に柔らかさ、ハリ、弾力がもたらされる。シミのもと、ハリ不足に多角的にアプローチでき、健やかで明るい印象をも。成分を肌に引き込む導入美容液の効果や化粧水、美容液、乳液など、4つの機能を1つにした。
“クリーム”は、とろけるように伸びて軽やかに肌と一体になる。美容成分が角層の隅々まで浸透し、豊かな潤いとハリ、弾力、艶をもたらす。乾燥ダメージからも肌を守り、健やかな輝きを保つ。クリーム、パック、アイクリーム、リップケアなど、4つの機能を1つにした。
両アイテムとも、防腐剤、石油系界面活性剤、鉱物油、アルコール、合成着色料、合成香料などを無添加とした。
発表会に安倍佐和子さんが登壇
11月21日、メディア関係者向けに新商品発表会を実施し、ユーグレナのサステナブルブランド戦略部の安藤崇シニアブランドマネージャーと美容ジャーナリストの安倍佐和子さんがトークセッションを実施した。
安藤シニアブランドマネージャーは2ステップの商品設計にした背景を「調査をすると、オールインワンをオールインワンとして使用している人が意外なほど少なかった。ミニマムなケアは依然としてかなえつつフルライン級の効果実感を出したいと2ステップのケアを発売した」と説明した。
コンセプトについて安倍さんは「 “全方位ふっくら”というワードは年齢を重ねた女性にとても刺さると思う」とコメント。「肌がふっくらとすることは心のふっくらにもつながるだろうと考えた。自信を持って笑えるスキンケアにしたいと思った」と安藤シニアブランドマネージャーは続けた。
ユーグレナはその製造方法から地球温暖化の抑制にも貢献していることを踏まえ、安倍さんは「化粧品業界に限らず今後さらに注目を集めていくのでは」と期待を寄せた。