マッシュスタイルラボが手掛ける「スナイデル」の2013年秋シーズンは、得意のフェミニンテイストをヴィンテージとストリート、ベーシックで分けた「3 フェミニニティ」をテーマに発表した。
ヴィンテージでは、1990年代の少女漫画からヒントを得たジャンパースカートを新しく提案する。フレアスカートのウエストを胸下まであげたハイウエストが特徴のジャンパースカートや、サスペンダー付きのベアトップとペンシルスカート合わせて着るジャンパースカート風のセットアップが今シーズンのキーアイテムだ。セットアップは、シーズンカラーのアイシーブルーなどで軽やかな雰囲気に仕上げたり、シフォンやオーガンジーの透け感のあるトップスと合わせたりすることで、クラシックすぎないスウィートなスタイルを完成した。またイチ押しするトップスは、首元を少しつめたハイネックのタイプだ。楠神あさみファッション事業本部企画・MD部チーフデザイナーは、「これまではデコルテをあけることで女性らしさを出していたが、今シーズンはあえて首元まで隠すハイネックを打ち出す。レースやシフォンの透け感のある素材を積極的に使って、首元以外の肌見せでフェミニニティな雰囲気を強調できるようにした」と話す。
ストリートは今シーズン、夏よりも型を増やしたというセットアップが揃う。バラの大柄モチーフをプリントしたスウェット地やアンゴラを使ったセットアップは、ドレス風のスカートと仕上げカジュアルすぎない形に。また、スニーカーと合わせることでストリートらしい抜け感も演出する。ベーシックは、デニムやシャツ、トレンチコートで構成し、ほかのテイストとのミックススタイルを楽しむ。