日本では“ジェネリックコスメ”と呼ばれていますが、海外では“デュープ”と言うそうです。「Duplicate(複製する)」を語源とした“dupe“とは、ビューティ業界における高額製品を模倣した手頃なコスメの総称です。
そんなカルチャーを解説した米「WWD」の記事には、最近強い違和感を覚えました(議論を喚起する記事として捉えてくだされば幸いです)。なんだか”デュープ”も悪くない、TikTokが生み出した新たなムーブメントであり、マネされるほど人気の証だし、正直顧客は異なっているんだから売上には影響しませんよという論調です。えー、本当にソレでいいんでしょうか?特にオーストラリアの“デュープ”なコスメの開発メーカーさん、よく実名で“いけしゃあしゃあ”と語りますね(笑)。私にはマネできません。
確かに、あらゆる製品は時流を鑑みて誕生しますから、結果として同じような製品が現れることはあるでしょう。それさえ拒絶したら、トレンドを発信している我々は自己否定しなければなりません。でも、最初からゴールが「マネ」という製品開発。それでいいのでしょうか?
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