2013年も間もなく終わろうとしている。今年のファッション業界は、"アベノミクス消費"に歓喜したり、"プロデューサー巻き"に代表されるバブルファッションの波がストリートに押し寄せたり、新たな購買行動の"ショールーミング"が話題になったりと大忙しの一年だった。ここでは、今年流行した話題のキーワードを「WWDジャパン」が勝手に選定。あなたはいくつわかりますか?
「ファスト雑貨」
低価格雑貨という新ジャンルが雑貨好きの日本人に火をつけた。デンマーク発の「フライング タイガー コペンハーゲン」と大阪発の「アソコ」が相次いで表参道に上陸し、大盛況。今日も行列が続いている。もしも" ファスト"と名がつくカテゴリーを集約した商業施設「ファスト・モール」ができたら、どれだけ行列ができるか見てみたい。
「ケリング」
「グッチ」「セルジオ・ロッシ」「ブシュロン」などを傘下に収めるPPRがケリングに社名変更したニュースは業界を驚かせた。「呼びなれないね」なんて話していた「WWDジャパン」編集部の中でも、今となってはすっかり板についていて不思議。
「ショールーミング」
店頭で商品の実物を試すがそこでは買わず、eコマースサイトで購入すること。店をショールームのように利用することから。スタートトゥデイの新サービス「ウエア」が業界で賛否両論を巻き起こした。ケリングに続き、現在進行形の名称は言いやすくてヒットしやすいのかも。
「ぷに子」
「キャンキャン」(小学館)による、ぽっちゃりした女の子に「ぷに子」と名付けてぽっちゃりをポジティブに捉えた新企画が話題騒然。世の女性たちに勇気を与えている。12月号ではついに、「ぷに子」10人によるユニットを結成して芸能界デビュー!新しい"愛され女子"たちの活躍は、来年も目が離せなそうだ。
「コーヒー併設ショップ」
今年はサードウェーブコーヒーブームも手伝って、コーヒースタンドを併設するアパレルショップが続々オープンした。南青山の「メゾン キツネ」の「カフェキツネ」や、千駄ヶ谷の「ザ・デック コーヒー&パイ」、鹿児島の「ニコアンド」など。ファッションと相性が良いらしい。飲食系とのコラボは今年でそろそろおなかいっぱい。