国内最大級のファッションEC「ゾゾタウン」は大手セレクトからD2Cブランドまで幅広く扱い、ここで売れるアイテムは今のZ世代の購買傾向を反映している。2024年3月期の商品取扱高(GMV)は前期比7.1%増の5369億円だった。
ZOZOの北沢優衣ブランド営業本部 ブランド営業二部 ブランド営業Aブロック長と岩﨑夢奈EC推進本部 販売促進部 販売促進Aブロック長に商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年8月26日号会員限定特別付録「ビジネスリポート2024年上半期」かからの抜粋です)
WWD:2024年上半期の商況は?
北沢:売上高は想定通り好調に着地した。気温に大きく影響された上半期だった。3月からTシャツやカットソーが売れるなど、春物の初動が早かった。予想外だったのは、3月は寒い日も多く、アウターが非常に好調だったこと。ダウンジャケットやコートがプロパーもセールもよく売れて、ユーザーの購買行動が気温といかに関係しているかを感じた。4月以降は気温が右肩上がりになり、併せてTシャツ・カットソーの実需が伸びた。
WWD:中でも特に好調だったアイテムは?
北沢:昨年から人気だったポロシャツ。特にニット素材が突出した。ポロシャツが定番アイテムのブランドはもちろんのこと、セレクトショップのオリジナルニットポロもよく動いた。ウィメンズはオーバーサイズのTシャツが引き続き人気。Y2K人気から箔プリントTシャツが好調。「リアン(LIAN)」を筆頭によく売れた。雑貨はボストン型サングラスがよく売れた。紫外線対策のニーズが高まっている。
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