シミケア総合ブランド「トランシーノ(TRANSINO)」は2025年2月7日、“薬用スキンケアシリーズ”から“薬用ブライトニングクリアローション”【医薬部外品】(150mL、3630円/レフィルは140mL、3080円)、“薬用ブライトニングクリアミルク”(100mL、3630円/レフィルは90mL、3080円)、“薬用UVパウダーEX”(11g、3300円/レフィルは11g、2970円)をリニューアル発売する。公式ECサイトやドラッグ・バラエティーストアなどで扱う。
「トランシーノ」は2007年に誕生。内服薬からスキンケアアイテムまでそろえる“シミケアの総合ブランド“として、メディカル発想でシミケアに取り組んでいる。外側からアプローチする“薬用スキンケアシリーズ”は、ブランドを展開する第一三共が開発した有効成分のトラネキサム酸を採用し、全て医薬部外品の14アイテムをラインアップする。
「トランシーノ」は“薬用スキンケアシリーズ”の洗顔料やメイク落としといった“洗うケア”アイテムを24年2月にリニューアルした。これがシミケアをし始める “シミケアエントリー層”の開拓につながった。「『毎日のベーシックケア』や『日中のしみ対策』といった切り口でさらにブランドの裾野を広げていきたいという思いから、今回のリニューアルに至った」と林毅ブランドマネージャーは説明する。
12年に化粧水の“薬用ホワイトニングクリアローション”を発売し、16年に乳液の“薬用ホワイトニングクリアミルク”を追加。20年に両アイテムをリニューアルした。5年ぶりとなる今回のリニューアルでは、処方や名称、ボトルデザインを刷新する。
“薬用ブライトニングクリアローション”と“薬用ブライトニングクリアミルク”は、美白有効成分のトラネキサム酸に加え、肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸2Kを新たに配合し、抗炎症作用を強化した。肌荒れの原因となる微弱な炎症やシミの根元にアプローチする。
くすんだ印象を引き起こす乾燥、影、毛穴の目立ちの3つの要因に着目し、それらへのアプローチを強化する処方とした。潤い成分“角質層リファイン成分EXⅡ”にはオウバクエキスを新たに配合し、乾燥やキメの乱れによる影から起こるくすみをケア。エイジツエキスなどを配合した成分で毛穴目立ちが引き起こすくすみにも効果を発揮する。
化粧水は浸透型保湿成分のDPGを採用し、角層のコンディションを整え、角層深くまで素早く潤いを届ける。乳液は、持続型保湿成分のDL、PCA、Na液を配合し、水分をキープする力を強化した。
美白化粧水にはマイナスの電荷を持つ保湿成分を採用し、乳液にはプラスの電荷を持つ保湿成分を採用。化粧水の上に乳液を重ねたときにマイナスの電荷がプラスに引きつけられ、潤い膜が強化されて水分蒸散の抑制が期待できる。
また、環境への配慮からデコラティブな容器をシンプルでソリッドな容器に変更した。リピーター顧客からの要望を受け、レフィルを新たに用意する。
“薬用UVパウダーEX”は4回目のリニューアル
“薬用UVパウダーEX”は18年に誕生。4回目のリニューアルとなる今回は、処方や容器を刷新する。「 デビューした当時、高いUVカット力を訴求するパウダーは散見されなかったが、昨今は市場へ参入するブランドが増えてきた。あらためて『トランシーノ』のUVパウダーのシミ対策という機能性を訴求すべくリニューアルに至った」と林毅ブランドマネージャーは説明する。
リニューアルにあたり、シミやシワ、たるみの原因とされる紫外線以外の光ダメージに着目。太陽光に含まれるブルーライトや近赤外線をカットするパウダーを新たに配合し、光ダメージへの対策を強化した。
光補正を加える“光補正パウダー”と青色で肌の透明感をアップする“ブライトベールブルーパウダー”を配合し、透明感のある肌を演出する。皮脂を感知すると皮脂を抱え込んでゲル化して固定する“皮脂固定化パウダー”を配合し、化粧持ちを強化した。
付属のパフの厚みは従来の約1.3倍にし、クッション性を高めた。パッケージも機能性と期待感を感じさせるデザインに刷新。レフィルを新たに用意する。
25年春は、さらに既存品の医薬品や美容液のプロモーション強化にも取り組み、ブランドや各アイテムの認知拡大を図る計画だ。