写真家の瀧本幹也による展覧会「『ルミエール』/『プリエール』(『LUMIERE)』/『PRIERE』」が、代官山ヒルサイドフォーラムで12月15日まで開催中だ。入場料は高校生以下が無料で大人は500円。
約10年ぶりに、写真集「ルミエール」(1万3200円)と「プリエール」(1万3200円)を10月に発売したことを記念している。写真作品約60点とインスタレーション作品、映像作品を展示する。「ルミエール」は野の草花を写したシリーズ。コロナ禍で世界各地に渡航できなくなったことをきっかけに、身近な植物の内部から発せられる地球の生命力と、自然の力に気づいたことから生まれた。一方、「プリエール」は寺院を写したシリーズ。数百年、数千年前から続く時間の流れに自身が連なっていると感じた瀧本が、さまざまな寺院を巡りながら撮影した記録になっている。
瀧本幹也は1974年生まれ。藤井保に師事したのち、98年に写真家として独立した。広告写真やCM映像をはじめ、国内外での作品発表や出版など幅広く活動する。写真と映像で培った経験や、表現者としての表現が評価され、是枝裕和監督の「そして父になる」(2013年)、「海街ダイアリー(海街diary)」(2015年)、「三度目の殺人」(2017年)で映画撮影を手掛けてきた。
◼︎「ルミエール」/「プリエール」
日程:12月5日(木)〜15日(日)
時間:11:00-20:30(最終入場 20:00)
※最終日は10:00-18:00
場所:代官山ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラスF棟1F
入場料:500 円(高校生以下は無料)