JR川崎駅西口に直結するアクセスの良さと衣食住の充実した施設を備え、同エリアのランドマークになっているのが、ラゾーナ川崎プラザだ。施設中央のルーファ広場でのイベント開催も反響を呼んでいる。三井不動産商業マネジメントの荻島正直ラゾーナ川崎プラザオペレーションセンター所長に商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年8月26日号会員限定特別付録「ビジネスリポート2024年上半期」からの抜粋です)
WWD:2024年上半期の商況は?
荻島正直ラゾーナ川崎プラザ所長(以下、荻島):売上高は前年同期比も予算もクリアした。特にアパレル・ファッション雑貨が好調で館全体の売り上げを牽引した。クリアランス直前まで実施していたプロパー販売強化施策がヒット。セールに頼らずプロパー商品を消化する商売の基本に立ち返り、セール対象外の定番品を“セールにはならない定番”“今が買い時”とアピール。いいものへのニーズが高い館の客層にマッチした。
WWD:特に好調なブランドは?
荻島:外資系のブランドがよく動いた。「アディダス(ADIDAS)」はウエアもシューズも売れた。スニーカーの“サンバ”を筆頭にヒット品番を抱えていること、若い顧客を取り込めて客層の幅を広げていることが好調要因。「ラコステ(LACOSTE)」も同様に若年層客のシェアを拡大。売れ筋は定番のポロシャツに加え、K-POP効果でタイトなミニワンピースもよく動いた。ウィメンズでは「ナチュラルビューティーベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC)」が急伸。色柄ものやデザインものがよく売れて、デザインの同質化が進む他店との差別化ができている。「ブリーフィング(BRIEFING)」はゴルフが好調。「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とのコラボ商品が非常によく売れた。
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