「ナイキ(NIKE)」は12月14日、東京・渋谷に直営店「ナイキ シブヤ」をオープンする。公園通りを挟んで渋谷モディの向かいに立地するビルの地下1階〜地上2階の3フロア構成で、売り場面積は約1022平方メートル。近隣には、同じく14日に「ルルレモン(LULULEMON)」も2フロア約651平方メートルで開業予定。広域な渋谷エリアとしては、「サロモン(SALOMON)」も明治通り沿いに11月に直営店を移転増床している。渋谷はスポーツブランドの大型店が集まる地域として、訪日客を含め改めて注目を集めそうだ。
「スポーツに情熱を持つ客」へ
「ナイキ」は2019年に、渋谷スクランブルスクエア2階にも小型店を出店している。ライフスタイルカテゴリーの商品を中心に、小型店ながらECとも連動してサービスを行う渋谷スクランブルスクエア店舗に対して、新店の「ナイキ シブヤ」は、ライフスタイルカテゴリーだけでなく、ランニングを軸にパフォーマンスアイテムも豊富にそろえる。「スポーツに情熱を持ち、渋谷の街で新たなことにチャレンジし、アクティブな生活を楽しんでいるコンシューマー」(発表資料から)を対象とした店だ。
新店でもデジタルと連動し、買い物が楽しめるようにする。アプリを通じてスキャンによる商品情報提供を行うほか、メンバー特典の提供なども実施。同店を拠点にランニングセッションなども行い、コミュニティーとして渋谷に根ざすことを目指す。
アスリート向けレースシューズも
地下1階がメンズのパフォーマンスとライフスタイル、「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」の売り場。ウォールにはロードランやトレイルラン用、トレーニング用、ライフスタイル向けなど、多様なスポーツシューズを展示する。ロードラン向けは、11月に発売した“駅伝パック”など、トップアスリート向けもそろえる。
カスタマイズコーナーも導入
地上2階がウィメンズフロアで、メンズと同様にウォールにシューズを展示しているほか、サポート力の異なるレギンスやブラトップをそろえたコーナーも設けた。アパレルやスニーカーをカスタマイズできる「ナイキ バイ ユー」コーナーも2階に設置。熱圧着マシンでTシャツやスエットにワッペンやシールを載せてのカスタムができるほか、シューズにレーザーで図柄を載せることも可能だ。
地上1階はメンズ、ウィメンズの共同フロア。ライフスタイルアイテムを中心にそろえる。レトロランニングのトレンドに合わせて、同店オープン時は“ナイキ ボメロ”などをライフスタイルカテゴリーでも打ち出している。