ファッション
連載 エディターズレター:IN FASHION 第55回

イッセイ ミヤケの覚悟

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12月はデザイナー関連の人事ニュースが活発です。「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のジョン・ガリアーノ(John Galliano)退任や、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)は「シャネル(CHANEL)」に、ルイーズ・トロッター(Louise Trotter)は「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」に加入するなど、新体制への移行が進んでいます。しかし、直近の1月に開催するメンズ・ファッション・ウイークに向けたニュースは少なく、2025-26年秋冬ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークの暫定スケジュールは近年で一番寂しいラインアップといっても大げさではないでしょう。

ただ、パリメンズでは注目のトピックがあります。イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)と三宅デザイン事務所が、メンズブランド「アイム メン(IM MEN)」でパリメンズに参加するというニュースが飛び込んできました。イッセイ ミヤケはさかのぼること1985年秋冬シーズンにメンズラインで初めてパリメンズに初参加し、その後は「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」として19-20年秋冬シーズンまでショーを継続してきました。同ブランドは20-21年秋冬シーズンをもって休止しましたが、その理由を「男性服の新たな可能性を探る取り組みを始めるため」としており、その新たな男性服の取り組みの一つが「アイム メン」だったのです。

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