ビジネス

スペイン発ファストファッション「マンゴ」の創業者が死去 享年71

スペイン発のファストファッションブランド「マンゴ(MANGO)」は、創業者のアイザック・アンディク(Isak Andic)非常勤会長が12月14日に死去したことを明らかにした。71歳だった。海外メディアの報道によれば、バルセロナ近郊のモンセラート山で家族とハイキング中に転落死したという。

同氏は1953年、トルコ・インスタブール生まれ。69年に家族とともにスペインに移住し、84年にバルセロナで「マンゴ」を創業した。92年にポルトガルに進出し、95年にはシンガポールと台湾に出店。97年には、海外市場がスペイン国内の売り上げを上回った。その後も海外事業を拡大しつつ、2000年に自社ECを立ち上げた。08年にはメンズを、13年にはキッズウエアをスタート。現在は世界120の市場で約2800店を運営し、23年の売上高は前年比15%増の31億ユーロ(約4991億円)だった。なお、米「フォーブス(FORBES)」誌によれば、同氏の資産はおよそ45億ドル(約6885億円)に上るという。

日本での取り扱いは?

日本では、ECサイト「ロコンド」を運営するロコンド(現ジェイドグループ)が、16年に日本国内における独占的パートナーシップ契約を締結した。「マンゴ」の自社ECサイトの開発・運営だけでなく、在庫管理、実店舗のPOSシステム、物流などを一括して担っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。