今年4月にリリースした「Espresso」が世界的に大ヒットし、最新アルバム「Short n' Sweet」と同名のツアーで大成功を収めたサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)。2024年の“顔”となった彼女は、さまざまなイベントで華麗なルックを披露し、特にレトロなスタイルを印象に残した。マドンナをオマージュしたオールドハリウッドスタイルのドレスから、ランジェリー風のコンサート衣装まで、サブリナの1年をファッションともに振り返る。
「スキムス」キャンペーン
4月、サブリナは、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)が手掛ける下着ブランド「スキムス(SKIMS)」のキャンペーンに登場し、1990年代レトロをテーマにしたビジュアルを公開。同キャンペーンでは、レースのベビードールなどを着用した。
コーチェラ2024
同月、コーチェラ2024に出演した際には、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のカスタムルックを2つ披露し、パフォーマンスした。1つ目は、クロップド丈のスリーブレストップスに、豹のウエストバンドをつけたアーミーグリーンカーキのプリーツミニスカートを合わせたルック。ブラウンの蛇革のジャケットにはゴールドのジッパーでアクセントをつけた。2つ目のルックは、白いフェザーをプリントしたミニドレスに、フェザーをあしらったスカート、同じくシルクシフォンのフェザーで縁どったロングスリーブのトップスでスタイリングした。
「ルイ・ヴィトン」2025年春夏メンズ・コレクション
6月、パリで「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」2025年春夏メンズ・コレクションに出席した際には、スーツ姿にセクシーなアクセントを加えた。オーバーサイズのダブルブレストブレザーをミニドレスとして着用し、ホワイトのシャツ、グラフィックを施したブラックのネクタイと合わせた。襟元にはジュエリーのブローチをつけ、“スピーディ”バックと同色のパンプスでコーディネートした。
「The 2024 Variety Power of Young Hollywood」
8月、カルフォルニア州サンタモニカで行われた「The 2024 Variety Power of Young Hollywood」には、オールドスクールなグラマラスの装いで登場。全体をゴールドで飾った「ミュウミュウ(MIU MIU)」のドレスに、「ショパール(CHOPARD)」のジュエリーを合わせた。
「アウトサイド・ランズ・ミュージック・フェスティバル」
同月、野外音楽フェスの「アウトサイド・ランズ・ミュージック・フェスティバル」では、「ロベルト カヴァリ」のビンテージボディースーツを着用し、1920年代に欧米で流行した“フラッパー”ファッションを披露。同スーツは2004年の春コレクションで発表され、サイドのビーズでできたフリンジが特徴的だ。サブリナは、黒の網ストッキングに、メリージェーンシューズでコーデを完成させた。
「MTV ビデオ・ミュージック・アワード2024」
9月、ニューヨークで開催された「MTV ビデオ・ミュージック・アワード2024(MTV Video Music Awards」では、ボブ・マッキー(Bob Mackie)のビンテージドレスを着用。オールドハリウッドの雰囲気を醸し出すストラップレスドレスは、1991年のアカデミー賞でマドンナが着用したもの。ネックラインとボディーには、シルバーのグリッター装飾が施されている。
「Short n’ Sweet」ツアー
「ヴィクトリア・シークレット」のボディースーツ
同月、「Short n’ Sweet(ショート アンド スイート)」ツアー初日、サブリナは、バスタオルで身を包んだ状態で登場。タオルを取ると、ビジューで飾られた内側と、魅力的でセンセーショナルなルックを露わにした。
ベビーピンクのボディースーツは、「ヴィクトリア・シークレット(VICTORIA SECRET)」特注で、花柄のレースをあしらった網タイツを履き、ガーターで留めていた。同ツアーのカスタム衣装には15万個のクリスタルが手作業でつけられ、制作には140時間以上を要した。
「パトゥ」のボディースーツ
また、同ツアーでは、レースのボディースーツでランジェリーに着想を得たスタイリングも披露。クリスタルと小さなリボンで飾ったブラックのスーツは「パトゥ(PATOU)」の特注で、同じくレースのオペラグローブとブラックの煌めくメリージェーンシューズを合わせた。
「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」
10月、サブリナは、「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン(The Tonight Show Starring Jimmy Fallon)」に出演し、「Short n’ Sweet」ツアーを彷ふつとさせる衣装とステージを披露。全体にクリスタルと、縁にフリンジを施したアイシーブルーのボディースーツを身に纏い、足元にはブルーのメリージェーンシューズを合わせた。
「ナンセンス・クリスマス with サブリナ・カーペンター」プレミア
12月、ニューヨークで行われたネットフリックスのバラエティー音楽特別番組「ナンセンス・クリスマス with サブリナ・カーペンター」では、「シャネル(CHANEL)」1994-95年秋冬コレクションから、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)がランウエイで着用したルックを身にまとった。ブラックのニットトップに白黒のファースカートのスパゲティストラップのドレスに、ホワイトの袖口と縁取りが特徴的なロングファーのクロップドファージャケットを羽織った。足元には、「キャンディー シューズ(KANDEE SHOES)」のフェイクミンクファーのストラップがついたブラックベルベットのミュールサンダルを合わせ、ホリデーグラマラスなスタイルに仕上げた。
「ザ・ナニー」をオマージュ
同月、サブリナは、シットコム「ザ・ナニー」のパイロット版でフラン・ファイン(Fran Fine)が着用した衣装のレプリカのような装いで登場。ヒョウ柄のボタンとトリミングが特徴的なスカートスーツは「リリー・ルービン(LILLIE RUBIN)」のもので、シアータイツ、ダイアモンドのスタッズ、小さなブリーフケース、ハイヒールで90年代にインスパイアされたコーディネートを完成させた。
「The Alley Coalition’s 10th annual Talent Show」
また、ニューヨークで開催された「The Alley Coalition’s 10th annual Talent Show(アライ連合第10回タレントショー)」にもスペシャルゲストとして出演し、パフォーマンスを披露。サブリナがチョイスしたのは、「マークゴン(MARK GONG)」2025年春夏コレクションのルック。コルセット風ベストのストライプ柄でサテン地のセットアップを着用した。
サブリナ・カーペンターは、1999年生まれ、米・ペンシルヴァニア州出身の歌手・俳優。6月にリリースした「Please Please Please」は自身初の全米シングルチャート1位を獲得。8月には最新アルバム「Short n' Sweet」をリリースし、初の全米&全英アルバムチャート1位を獲得した。25年の第67回グラミー賞では、主要全4部門を含む6部門にノミネートされている。