コロナ禍の巣篭もり生活を背景に一時はブームとなったメタバース事業だが、ファッションやビューティ企業が参入する際の最適解はまだ見えていない。しかし、やり続けている企業には、一定の成果と展望が見え始めている。。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月30日&25年1月6日合併号からの抜粋です)
バーチャルファッション
記者はこう見る
小田島千春/副編集長
2024年、印象に残った取材
VTuber特集(12月9日号)取材では、「VTuberとコラボするとそんなに売れるのか」と驚いたが、表紙の星街すいせい効果で特集号も爆売れ。まさにVTuberとファンダムのパワーを体感した。
2025年はこんな取材がしたい
ファッション業界出身の3Dモデラーの取材。J.フロント リテイリングで日々Apple Vision Proを使いながら、その活用を考えている人たちがいるらしいので、その人たちの取材もしたい。
J.フロントが模索する「リアルとの融合」 3Dアイテムの流通拡大にも期待
2024年はJ.フロント リテイリングのXR(エクステンデッドリアリティ)への取り組みの本気度が見えた年だった。まず、4月にKDDI、スタイリー、コンデナスト・ジャパンと共に、空間コンピューターApple Vision Proの活用を想定した共創型オープンイノベーションラボを設立。リアルとバーチャルが融合した世界でどんな体験が提供できるのか。価格的にも機能的にもまだまだ課題が多いApple Vision Proだが、この技術の延長線上にある世界線に向けて、先陣を切る。25年は体験イベントを計画する。
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