2024年特に印象に残ったのは、セレクトショップが原点に立ち返り、次世代につないでいこうとする動きだ。25年は、各社が独自の視点にさらに磨きをかけ、横のつながりをどう生み出していくのかに注目したい。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月30日&25年1月6日合併号からの抜粋です)
国内セレクトショップ
記者はこう見る
木村和花/記者
2024年、印象に残った取材
ユナイテッドアローズの「アティセッション」やシップスの「シティ アンビエント プロダクツ」といった若手が作る新ブランドの取材。
2025年はこんな取材がしたい
若手バイヤーやディレクターの視点を深掘りしたり、つなげたりして次世代が作るセレクトカルチャーを盛り上げたい。
若手社員の抜擢、大型店舗で“人”が際立つ
2024年に創業35周年を迎えたユナイテッドアローズの松崎善則社長は取材で、「いつの時代も、ファッション文化は若者がリードするべきもの。若者に支持されないファッション企業はどこかで衰退してしまう」と危機感を語った。モノや情報へのアクセスが限られていた時代、目利きの感性を通して最先端のファッションに触れられることがセレクトショップのだいごみだった。情報の発信源が店から個に大きく変わった今、セレクトショップの役割を模索する松崎社長の課題意識は各社に共通するものだ。
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