2024年の前半は紅麹サプリメント問題や原発処理水関連で日本ブランドに逆風が吹き、中国の景気低迷も続き、プレステージブランドを扱う国内のビューティ企業各社は苦戦を強いられた1年だった。そんな状況を打破するべく、25年は新たなリーダーの下で再浮上を図る企業が目立つ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月30日&25年1月6日合併号からの抜粋です)
ビューティプレステージ
記者はこう見る
牧田英子/副編集長
2024年、印象に残った取材
コーセーの「パンピューリ(PANPURI)」買収の会見取材。ブランドの買収前の記事を複数書いていたため、コーセーの下で飛躍のプロセスを見守りたい。
2025年はこんな取材がしたい
ブランド・企業の大小問わず、キラリと光るコト、モノ、ヒトの取材。紹介することでビジネスが拡大したり、新たな取り組みが生まれたりすることにつなげたい。
社員一人一人が自発的に変革に向けて動ける環境を創出
2023年の後半から、人生100年時代の中で、健康寿命を伸ばすサポートとして肌と心、体にアプローチするウェルビーイングを意識した取り組みを推進する化粧品企業が増えた。外面だけではなく内面から健康で美しくするインナービューティ領域の強化を重要視する傾向があったが、紅麹サプリメント問題が起こり消費者の信頼に影響を与えたことで、インナービューティ領域の盛り上がりに足止めがかかった。また原発処理水に関する懸念と中国経済の低迷でプレステージブランドが厳しい状況にあり、各社の業績にも響いた。
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