ビューティ
特集 25年展望&24年総決算 第13回 / 全18回

“髪への投資額”の伸長も一時停止 マーケティングの徹底が成長への鍵【25年ヘアサロン業界の展望】

有料会員限定記事

以前は施術としてハードルの高かった“髪質改善”が、美容師の技術と商材の性能が向上したことで、ヘアカラーに次ぐ柱メニューへと成長した感のある2024年。ヘアカラーのトレンドも変化し、ニーズをしっかりとつかんだ上で、物価高騰の波へと立ち向かう。(この記事は「WWDJAPAN」2024年12月30日&25年1月6日合併号からの抜粋です)

Topics 12
ヘアサロン業界

記者はこう見る

中村慶二郎/シニアエディター

2024年、印象に残った取材

ヘアサロン「アルバム(ALBUM)」の槇野光昭代表への取材。「美容専門学校を卒業して美容師免許を取得する」という目標を、半分冗談だと思って聞いていたが、まさか本当に実現するとは。

2025年はこんな取材がしたい

ヘアサロン業界には、あまりメディアに露出しないけれど、魅力的なスタイリストがたくさんいる。そうしたスタイリストのテクニックだけでなく人となりも記事にして紹介することで、その魅力を伝えていきたい。

美容サービスの価値を高めることが求められる

ヘアサロン業界は、サロンメニューの柱であるヘアカラーを中心に振り返る。2024年はハイトーンカラーブームが落ち着き、ベージュ、ブラウン、シルバー、グレーといった“王道系”カラーの需要が高まった。ファッショントレンドの“クワイエット・ラグジュアリー”が、一歩遅れてサロン業界にやってきて、それら上質な服に合うヘアカラーが求められた影響も大きい。強く主張しないけれど、丹精込めて作っていることを意味した“クワイエット・ラグジュアリー”は、ヘアでは“髪の質感”で表現された。色的には派手ではなく、滑らかな艶感や収まりの良さなど、“生まれながらにして上質な髪”を思わせる質感が重要視される傾向があった。

この続きを読むには…
残り2635⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

百貨店やサステナ、デザイナー人事など14のトピックスで記者と専門家が25年を展望 そっくりさん企画復活!

2024年最後の「WWDJAPAN」は、24年を振り返りながら、25年を展望します。「デザイナー人事」「メンズ」「国内アパレル」「スポーツ・アウトドア」「百貨店」「国内セレクトショップ」「サステナビリティ」「バーチャルファッション」「素材」「ジュエリー」「海外ファッション業界のM&A」「ヘアサロン業界」「ビューティプレステージ」「百貨店(化粧品)」という14のトピックスで、「WWDJAPAN」記者…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。