「無印良品」を運営する良品計画は、2025年8月期連結業績予想を上方修正した。修正後は売上高に相当する営業収益が7540億円(修正前は7340億円)、営業利益が640億円(同550億円)、純利益が440億円(同380億円)。2年連続で最高益の更新を見込む。
10日に発表した24年9〜11月期の好調を受けて修正した。9〜11月期は営業収益が前年同期比21.3%増の1976億円、営業利益が同58.2%増の219億円、純利益が同52.6%増の149億円だった。スキンケアに代表される化粧品の好調と、10月25日から11月4日にかけての「無印良品週間」による集客によって国内既存店売上高(EC含む)が同17.6%増と計画を上回った。中国大陸の既存店売上高(同)も同10.0%増を想定以上に伸びた。
国内でヒットが続く「発酵導入美容液」などの化粧品を春から中国でも販売する。中国市場で日本の化粧品企業の苦戦が続く中での参入だが、オンラインの決算説明会に登壇した清水智社長は「商品に自信を持っている。これまでにないマーケティングを仕掛けていく」と自信を見せた。